最後に、ひとつだけ。 ページ31
もうこれ以上…こんなわたしを見られるのは嫌だから…、、、
深呼吸をして、呼吸を整える…
そして、涙を拭いて、姿勢を正して…
シウォナの顔を…、
シウォナの目を、真っ直ぐ見る、、、
「もう…何にも信じられないかもしれないけど…」
SW「………」
シウォナも、わたしの目をしっかりと見てる…
「最後に…一個だけ…」
SW「………」
「ひとつだけ…」
落ち着いたって思っても、やっぱり歯止め無く溢れて
零れ落ちる涙…。
「あの日…、、、偶然…シウォナに会って…、、、
シウォナとデートしたり…ドライブしたり…、、、ずーっと言わなきゃ言わなきゃ…って思ってたけど…、、、最後まで…言えなかった…(泣)」
ただ、じっとわたしの目を見つめたままのシウォナ…
「結果的には…騙してたんだけど…(泣)でも、騙すつもりじゃなかったの…(泣)シウォナと…こんな風になるなんて思ってなかったし…(泣)こんなに…好きになっちゃうって…思わなかった…(泣)」
SW「………」
「今の自分を死ぬ程後悔した…(泣)寂しいからじゃなくて…ただ…シウォナが好きだったの…(泣)ぅ゛ぅ゛ん…、シウォナが好き…(泣)…大好き…＾＾(泣)でも…わたし…嘘つきだから…(泣)いつまで経っても言えなかったから…(泣)神様が…手伝ってくれたのかもね…＾＾(泣)」
そう…罰だと思ってたあのタイミングは、
もしかしたらその反対だったのかもしれない…、、、
SW「………」
「…＾＾(泣)ふぅ…、、、ん。…うん。…それだけ…＾＾」
ぐすんぐすんする鼻…。
涙を拭いて、立ち上がる…。
そんなわたしを、見上げるシウォナ。
こんなにぐちゃぐちゃで、今更でも…
それでも…せめて最後くらいは、少しでもきれいに…、、、
「シウォナ…アンニョン…＾＾」
そう言って、くるっと振り返り歩く…。
さすがのわたしでも、もうここで何かを期待するほど
図太くない。
切なくても、辛くても、僅かに清々しい気持ちで部屋を後にする…、、、
それなのに…、、、
ドアノブにかかる手が…
背後から伸びた大きな手に包まれて…
そのまま…
シウォナの体が、力一杯わたしの体を包み込んだ…、、、
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梨子(プロフ) - みるくさん» 初めまして(*´∪`)梨子です♪コメントぎゅーちゃんの方にもこちらにもありがとうございます♪何年か前に書いたお話を今でも大切に読んで下さっていることがとても嬉しいです♪ (2015年7月12日 22時) (
レス) id: e9af92fa3d (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 梨子さま、シウォナ良かったです！この作品は前にも読んで、すごく気に入ったものでした。私もシウォナが好きです！あの笑った時の笑窪が大好きです！彼の真っ直ぐな性格や一生懸命な所も大好きで、もっとシウォナを見たいです！またお話書いてくださいね！楽しみです！ (2015年7月12日 22時) (レス) id: 24618d5a10 (このIDを非表示/違反報告)
407(プロフ) - ｼｳｫﾝ さんﾍﾟﾝ です ^^* 作品 すごく 面白かったです ! (2012年9月18日 1時) (携帯から) (レス) id: 4308bcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ミクリン - シウォナァ〜ﾟ+｡(*′∇｀)｡+ﾟ このお話、スキ過ぎて２回読みました。またシウォナのお話書いてください(^O^) (2012年9月6日 18時) (携帯から) (レス) id: 567e083ca0 (このIDを非表示/違反報告)
chiiichan(プロフ) - 感動しましたー!!次のお話も楽しみです。ありがとうございました(=^0^=) (2012年8月26日 23時) (レス) id: 463fd5a90d (このIDを非表示/違反報告)
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