嘘つき…。 ページ15
「タオル…」
SW「ん？」
「いつも持ち歩いてるの…？」
手にしたタオルを見ながら聞いた。
SW「ぁあ…(笑)ジムに行くから＾＾」
「ぁあー…＾＾」
SW「あぁ、でもそれはまだ使ってないやつだから＾＾安心して＾＾」
「…(笑)」
SW「普段、休みの日は何してるの？」
運転に集中しながら、質問をする時にわたしの顔をちらりと見る…。
「…………」
SW「…？？(笑)」
「ぁ、、、休みの日…はー…」
SW「………」
信号待ちで、シウォンの視線がわたしに集中する。
「……特にー、、、なにも…＾＾(笑)」
SW「……(笑)そうか…(笑)」
「…＾＾」
SW「んー…今日はこの後出かけるんだよね？」
「…うん」
SW「今度食事にでも…どぉ…？＾＾」
「…………」
痛い程の視線を浴びて、体中が凍りついた時
信号が青に変わって、わたしの体はまた自由になった。
SW「はは…(笑)無理に…とは言わないけど…(笑)」
「あ！ううんっ…(汗)そうじゃなくて…ビックリしただけ…」
SW「…＾＾(笑)」
ハンドルを握っている右手…
左手で口元に触れながら微笑む…、、、
「でも…シウォナ…忙しいんじゃないの…？」
SW「忙しい…(笑)けど、Aが食事してくれるならなんとか…
どうにかしなきゃ＾＾」
「…………」
きっと、シウォナにはどうってことないことで…
言葉の一つ一つに深い意味なんてないんだろうけど…
こんな風にドキドキしてしまうのは、
本当に久しぶりのことで…
他の人よりも遥かに経験値の低いわたしには、
どれもこれも刺激が強かった…。
駅すぐ側…
車を停めたシウォン、、、
「…ありがとう＾＾」
SW「どういたしまして＾＾」
車から降りる時、ごくごく自然に交換した連絡先。
車から降りて、小雨の中、
地下鉄の入り口に向かって走る…、、、
駅になんて用のないわたしは、出来ればここで踵を返したいけど…
ふいに振り返ったとき、
まだ同じ場所にシウォナの車が停まっていて、
振り返ったわたしに気がついたシウォナが
『プッ』
とクラクションを鳴らした…。
「…＾＾」
諦めて地下に潜り、１０分程度してから
外に出ると…もうシウォナの車はなかった…、、、
そこからタクシーを拾って帰宅した…。
玄関のドアを開けて、
自分の帰るべき場所に帰ってきたことを実感する…
心の隅にある、小さな罪悪感…
わたしは…嘘つき…、、、
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梨子(プロフ) - みるくさん» 初めまして(*´∪`)梨子です♪コメントぎゅーちゃんの方にもこちらにもありがとうございます♪何年か前に書いたお話を今でも大切に読んで下さっていることがとても嬉しいです♪ (2015年7月12日 22時) (
レス) id: e9af92fa3d (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 梨子さま、シウォナ良かったです！この作品は前にも読んで、すごく気に入ったものでした。私もシウォナが好きです！あの笑った時の笑窪が大好きです！彼の真っ直ぐな性格や一生懸命な所も大好きで、もっとシウォナを見たいです！またお話書いてくださいね！楽しみです！ (2015年7月12日 22時) (レス) id: 24618d5a10 (このIDを非表示/違反報告)
407(プロフ) - ｼｳｫﾝ さんﾍﾟﾝ です ^^* 作品 すごく 面白かったです ! (2012年9月18日 1時) (携帯から) (レス) id: 4308bcb60e (このIDを非表示/違反報告)
ミクリン - シウォナァ〜ﾟ+｡(*′∇｀)｡+ﾟ このお話、スキ過ぎて２回読みました。またシウォナのお話書いてください(^O^) (2012年9月6日 18時) (携帯から) (レス) id: 567e083ca0 (このIDを非表示/違反報告)
chiiichan(プロフ) - 感動しましたー!!次のお話も楽しみです。ありがとうございました(=^0^=) (2012年8月26日 23時) (レス) id: 463fd5a90d (このIDを非表示/違反報告)
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