ニセ彼 ページ2
「おはよ！！」
「なんであなたが私の家の前にいるんですか、、、」
ってかなんで家知ってるの！？
「一緒に登校しよ？」
そのほうが認知されるし
と言って笑顔をこちらに向ける。
あー、こりゃ人気ですわ。
そして、不覚にも可愛いと思ってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーー
「へぇ〜！Aってイニ中だったの！？頭いいとこじゃん！」
「だから余計いじめられるんですけどね。」
「、、、いじめる人がわかんないな、それは。」
「どういうことですか？」
「こーんなに可愛くて頭も良くて運動神経もよ、、ﾑｸﾞ」
「運動神経は良くないです、、、」
「あ、あと歌がうまい！音楽のときいつも俺と隣じゃん？聞こえてるよ。」
「え、、、すみません。周りを見てないもので。」
「、、、敬語。いつになったらやめてくれるの？」
「気分次第です。」
「まぁニセモノの恋だからいいか！」
「そうですよ。感情なんてありませんから」
「なんかそれはそれで悲しいんだけど、、、、？ｗ」
「笑。でもホントのことじゃないですか」
「あ、やっと笑った！」
「え！？あ、笑って、、、ました？」
「うん。嬉しい。俺といて楽しいんでしょ？普段話す人いないだろうし？」
「一言余計です。別に話したいわけでもないし一緒に登校すると勝手にあなたが言い出しましたか ら」
「えぇ〜、、、。厳しいなぁｗ」
「厳しいも何もありません。早く行って勉強したいんですけど。」
「今日は、俺といて。」
「断固拒否しますが？」
「Aを俺が助けたいからだよ！だめ？」
少し甘い声でこちらを見つめてくる柾哉くん
やばい
心臓ドッキドキいってる
なんで、、、？
「分かりました。ただし不快な行為を行った場合は即刻立ち去っていただきますので。」
「はぁ！？なんだよそれ！？」
少し拗ねつつも笑っている柾哉くん。
この人が笑顔じゃないときってあるのかな、、、
「、、、、」
「え、何、どした？」
「いや、ずっと笑えててすごいな〜と」
私には到底無理なことだ。
「、、、笑顔でいれば何もかも楽しく思えるから？かな。」
だって今もすごく楽しいよ？
、、、知るか。
続く
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作者名：MINI牧U^ｪ^U | 作成日時：2022年9月25日 0時
