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｢……ぅ、｣
｢あー先輩ストップ、このままじゃAが死んじゃう｣
ランがそうストップをかけてスニョン先輩はまた吹き出した。
ランの言葉にジフン先輩はなんだそれ、って少し笑ってやっと立ち上がり、その可愛らしい姿で私を見つめた。
｢それは困るからこの辺でやめとくわ｣
口を開いたかと思えばそんなことを言って笑った。
こんな些細なことですら私の心臓をはやめてしまう先輩は悪魔なのかもしれない。
*
｢あーあ、ジフン先輩面白かった！
ほんとに見られたくなかったんだろうね笑｣
｢少し申し訳ないけど、あんなジフン先輩見れて嬉しいかも、｣
｢ほら、行って正解だったじゃん！｣
先輩たちと別れて出店で溢れる校内を歩きながら
ランと先程の先輩たちの話で盛り上がる。
ジフン先輩とお話するようになって今まで知らなかった部分をどんどん発見出来て本当に嬉しい。
少し前の私なら知らなかったような部分が沢山出てきて少しだけ優越感。
その時私の前を歩いていた人のポケットからぽとりとハンカチが落ちた。ピンク色のレースが着いたそのハンカチを拾い上げて後ろから声をかけると彼女はくるりと振り向いてキョトンとした顔を向ける。
｢あの、これ、落としました…｣
｢わぁ、ありがとうございます！｣
そう言って嬉しそうに駆け寄ってくる彼女に
私は思わず息を飲んだ。
揺れる茶髪にふわりと香るいい匂い、濃すぎないナチュラルメイクが似合う彼女に私は一瞬釘付けになってしまった。
見るからに歳上で大人っぽさもあるのに、私に向ける笑顔は無邪気で可愛らしい。
｢大切なものだったので本当に感謝しています！｣
｢あ、いえいえ…｣
私がそう首を振ると彼女は私の手をパッと握ってありがとうとまたお礼をして去っていった。
｢綺麗な人だったね｣
｢うん……｣
一瞬の出来事だけれど私の脳裏にはしっかりと焼き付いた。
それくらい魅力的な女性だった。
綺麗だったなぁ。
私は握られた手を見つめてまた彼女のことを思い出していた。
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ちぃ - とっても面白いです！この後はどうなるんだろうと気になり夢中で読んでいたら一気に読んでしまいました！続き楽しみにしてます(^^)💕応援してます！ (2022年9月27日 22時) (
レス) @page23 id: 70edc49de9 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - Luu.さん» 展開にドキドキします❤楽しみだったので更新して頂けて嬉しいです。応援してます (2022年2月8日 19時) (レス) id: fc891324d3 (このIDを非表示/違反報告)
Luu.(プロフ) - Ayaさん» ありがとうございます૮꒰ྀི/ฅ///ฅ//꒱ྀིაこれからも楽しんでくれたら嬉しいです❤︎ (2022年2月6日 23時) (レス) @page15 id: 93ea43e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - ワクワクして一気に読んでしまいました。続き楽しみにしてます。 (2022年1月29日 15時) (レス) id: fc891324d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luu. | 作成日時：2021年12月1日 20時
