MH side 靴 ページ17
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SC「今日は練習なし！！休みだ！」
SG「バスケ行きましょうバスケ」
JH「んー俺宿舎にいるー」
WN「俺散歩行こうかな」
SG「ちんちゃ…僕は本当に大切にされてないんですね…」
VN「行こう、バスケ」
SG「はんそらーーー！！！」
虹色の、目がチカチカするような上着を羽織ったバーノンと、寒色系のコーデをしたスングァンが仲良く出て行く。
「……A、寝てるかな」
JH「ディエイ〜心配してるの？」
「だってナイフで切りつけられたんですよ、白湯でも飲ませなきゃ」
WN「何かあると絶対に白湯だなww」
白湯を片手に、Aの部屋をノックする。
はーい、と間延びした声が返ってきて、そっと胸をなでおろした。
「大丈夫？怪我」
A「大丈夫だよ、全然！ほら…………あっ」
「馬鹿───────」
どうして怪我したほうの腕を振り回すのか。
大丈夫なわけないのに。
「飲んで、白湯」
A「…ありがと」
「ジュースが良かった、みたいな顔すんな」
「してない！！！！」
Aは、そんな力がどこにあったんだ？と思うような勢いで僕の手からコップを奪った。
「……もうちょっとおしとやかに」
A「できません！！」
DK「やー、騒がしいじゃん？元気？」
JH「こいつらまたなんか言い争ってんのww」
「……ドギョマ、靴買いに行くって言ってなかった？」
DK「もう買ってきた★」
呆れる、バーゲンセールに行ったあとみたいな量だ。
DK「これ、ミョンホに合うかなと思って」
ライトな感じで、青い細身のズボンに合わせたらうまく履きこなせそうな白い靴。
「ありがとう、センスいいね」
DK「ミョンホに褒められるの嬉しいな」
JH「調子に乗るから褒めたらダメだよ」
DK「何言ってるんですかヒョン〜僕はヒョンにもAにも靴を買ってきたのに」
……Aにも……？
一瞬、自分の中で嫉妬のような感情が湧き起こったことに焦った。
Aに、一番にファッションをプレゼントするのは自分だと思っていたから。
DK「これ、履いてみて」
JH「履かせてあげなよ」
DK「A、左足出して〜」
A「え、ほんとに可愛いしぴったりだ…ありがとう」
確かに、ドギョムが履かせた靴はぴったりで、Aによく似合っていた。
それに……久しぶりにこんな笑顔も見れた。
さっきのおかしな感情なんて、きっと嘘だ。
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作者名：瞳 | 作成日時：2019年4月1日 20時
