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横に座るAの顔をのぞき込む
「眠い？」
「んーハンソル」
そこから何も言わない
酔っちゃってるなあ
机の下の俺の手の小指はAに握られている
「寝ていいよ」
そう言いながら頭を少しぽんぽんとすると
「んー」
そのまま頭をおれの腕にもたれさせる
しばらくして
Aの指がきゅってしたから
またAの顔をのぞき込むと
むにっ
頬をつままれた
Aは頬をつままれたおれの顔をみてふにゃって笑って
「やいちゃうの、ごめん、ね」
ああ、おれが今ヌナと話してたから
おれも笑うとAは
「あーもーかわいいなあ」
どうせ細かいことは起きたら覚えてないから
「Aの方がかわいいよ」
まあこれいつ言っても本気にしてくれないんだけどね
いつもおれは嘘つかないって言ってくるのに
恥ずかしがるんだからさ
本当にかわいいよ
...って考えながら思わず頬にしたくなったから
おれも酔ってきたかな
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作者名：nana | 作成日時：2018年2月12日 1時
