Two flowers9

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「それで
今のところは電話だけなんですね？」

「うん」

「それならすぐに番号を変えましょう」

「そういう人は、電話ができなくなったとしても他の方法で嫌がらせしてきそうだな」

「手紙とか？前もありましたよね」

「相手は女性？男性？」

「電話の声から予想すると、若い女の子だと思う」

「男よりは安心ですかね」

「まぁ…そうだな」


ハニオッパにジスを任せ、他のメンバーたちにも事情を説明した


相手がジスのファンではないかということや

事務所には言わずに対処したいということも、全て


「ヌナ」

「うん？」

「何かあったらすぐに言ってくださいね。僕たちがヌナを守ります」

「ブーちゃん…」

「ジスに怪しまれないように気をつけながら、交代でAの身辺警護をしよう」

「1人で行動することがないようにな」

「ありがとう、みんな。
ただ…怪我をしないように気をつけてね。私の所為で誰かが傷つくのは嫌だから」



それから私たちは

いつも以上に周囲を警戒しながら過ごすことになった








「A宛のプレゼント…」

「あー、これも怪しいか」

「俺が中身を確認します！」

「ダメだよミンギュ。危険なものが出てきたらどうするの」

「だから俺が見るんですよ。ヌナが危なくないように」

「ミンギュが危ないのもダメだってば」

「大丈夫です！俺強いから」

「何言ってるの。全然大丈夫じゃないよ」

「ヌナは離れててください。何が出てくるかわかりませんから」

「だから、それが危ないって……わ、わ、っと」


ミンギュの手からプレゼントの箱を奪おうとしたら

バランスを崩して

ミンギュを床に押し倒す形に


「……」

「…ご、ごめんね。痛かった？」

「だ…だいじょぶ、です」


急に近づいた距離に動揺し、顔が熱くなる

ミンギュも心なしかほっぺが赤い


「うおーーい！！何してんだキムミンギュ！！」

「スニョンヒョン、落ち着いてください。事故です！事故！見てたでしょう！？」

「油断も隙も無いやつだな！！」

「話聞いてくださいよㅠㅠ」

「スニョア、今のは私が悪いの」

「うおーーー！！」

「……」

「大丈夫？A」

「うん…平気」


ジュニに支えられて起き上がる


「プレゼントは送り主がわかるものだけ開けたら？他のは申し訳ないけど、捨てるかちょっとの間保管するとかして」

「そうですね」



シュアオッパの助言を受けて、一部のみ開封


幸い
開けたもの全てに異常はなかった

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