Two flowers４

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「ミンギュヒョンよく寝た？」

「うん。めっちゃ寝た。気持ち良いよ」

「ほんと、ぐっすり寝てたな」


お昼の時間になり、お腹を減らしたメンバーたちがテントの前に集まって来る


「これ、ご飯食べるときに放してあげよう」

「お〜動いてる」

「バッタは捕まえるの怖かったなぁ」

「昆虫採集なんて意味がわからない」

「ジスヌナって虫苦手なんですっけ」

「嫌い。大っ嫌い。気持ち悪い」

「Aヌナは？」

「…苦手」

「そこは一緒なんですね」

「似てるようで似てない、似てないようで似てる双子」

「ねぇねぇ、虫なんかどうでもいいからご飯食べよう。お腹空いた」

「賛成！」

「サンドイッチ、クロワッサン、サラダ、チキン、パスタ…すごい種類豊富」

「どれ食べるか迷っちゃいますね」

「美味しそう」

「それマカロン？」


みんながご飯を食べ始め

シュアオッパがマカロンを食べた瞬間




((ウーーーー



「え？」

「何？」


サイレンの音が響き

ぞろぞろと出て来たスタッフさんたちが
テントを崩し、食べかけのご飯たちを持ち去って行った


「なんでくれたのに奪うの〜」

「どういうこと？」

「このマカロン死ぬほど美味しい！」

「全然気にせず食べてるㅋㅋ」

「ジス、口についてるぞ」

「！」


ジスの口の横についたマカロンを
自然な感じで取るスンチョルオッパ

ジスは目を丸くして動きを止める


「お〜
さすがスンヘンソル〜」

※スンヘンソル(승행설)→スンチョルの仕草にときめくの略


「見てる僕らもドキドキですね！」

「あれはジスヌナも惚れちゃうでしょう！」

「やー、からかうなよ」

「……」

「ジスヌナはノーコメントですね」

「でも、耳が赤いですね」

「あいつ意外と照れ屋で可愛いところあるんだよ」

「ブソクスン！あんたたちうるさい！」


盛り上がるメンバーたちに

スタッフさんから一言



『今日の本当のコンセプトは
"Happy Camping Day"です』

「ハッピー？」

「アンハッピーだろこれ」

『皆さんにはクエストをクリアしてダイヤを集めてもらいます。それでHappy Camping Day を完成させてください』

「そんなことだろうと思った」

「何もないって言ったのに」

「でも、マカロンめちゃくちゃ美味しいから元気出る」

「だよね？」

「や〜
ジスヌナと意見が合うなんてびっくりですね？」

「ほんとほんと。私とブスングァンって最高に相性悪いから」

「最高に悪い？」

「なんかよくわかんないな」

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