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ミンギュより大きいであろう3人の男性に囲まれ
半ば強引に店の外に連れ出される
当たり前だけど、街行く人たちもみんな外国人で
私のことを知っている人もいなくて
困っていても
どんなに抵抗していても
助けてくれる人はいない
「……」
私はバカだ
よく考えてから行動していればこんなことにはならなかったのに
「…
うぅー…」
『あれ？泣いてる？』
『わ、
ごめんね。びっくりした？』
『どうしよう』
私が泣き出したことに驚いたのか
肩から手を離し
少しだけ遠ざかった
その瞬間
「A！走るぞ！」
「へっ、」
人の間を縫うようにしてやって来た小柄な彼が
私の手を握って走り出す
『あ！』
『ちょっと待って』
『俺たちはお礼を…』
叫ばれても追いかけられても私たちは止まらない
涙で視界が歪んでいたけど
必死で足を動かした
.
.
.
「はぁ、はぁ……ゴホッ」
「大丈夫か？」
「ん…大丈夫」
しばらく街中を駆け抜け
細い路地に入った私たちは
積み上げられた段ボールの陰に身を隠す
怖かったからか、思いっきり走ったからか、心臓がバクバクと激しく動いている
「…
…ジフナ」
「ん？」
私の手を引いて一緒に逃げてくれた彼の顔を見つめると
今度は安堵の涙が流れた
「怖かったよな。
もっと早く気づけなくてごめん」
「ううん…私がいけないの、私が…」
「もう大丈夫だから泣くな」
涙を拭ってくれるジフンに身を任せていたら
遠くの方から誰かが走る足音が
「！」
「しっ」
ジフンは力強く私を抱き寄せ
"静かに"と囁く
「……」
顔に似合わないくらい分厚い胸板を間近に感じ
こんな状況なのに
ジフンも大人の男性になったんだなぁとしみじみ思った
「…行ったか」
「……」
「ごめん。苦しかった？」
身体を離したジフンが私の顔を覗き込む
「ううん、大丈夫。
ただ…感慨深いなって」
「？」
「ふふ」
「笑った。さっきまで泣いてたのに」
「…
ごめんなさい。
こんなことに巻き込んだくせに、へらへらして」
「いや。笑ってくれて安心した」
優しく微笑み頭を撫でてくれる
「お、電話だ。
もしもし」
"突然いなくなってすいません"とか"2人とも無事です"とか
そんな話をしているところを見ると
どうやら相手はマネージャーのオッパ
「今からそっちに…
え？
ボノニが？」
「ボノニ？何？どうしたの」
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レモン(プロフ) - うさぎさん» コメントありがとうございます！1番だなんて(TT)嬉しすぎて泣きます。誰かとくっつけたいところなんですけど、そうなるとこの小説は完結してしまいそうなので、友達以上恋人未満的な距離感でやっていきたいと思ってます(^^)完結する時にはもしかしたら…お楽しみに笑 (2021年5月18日 17時) (
レス) id: 0217e995dd (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 更新楽しみにしてました！ この小説が1番好きでお気に入りです！主人公ちゃんは誰かとくっつくことはあるのでしょうか？少し気になります笑 更新大変かもしれませんが、大好きなので更新し続けてほしいですm(_ _)mこれからも楽しみにしています(^^) (2021年5月9日 14時) (レス) id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - さりりさん» コメントありがとうございます！妹のジスまで気に入っていただけるなんて（ ; ; ）貴重です！笑。全てがのろのろ更新なのにそんな風に言っていただけるなんて…励みになります！これからも楽しいお話書けるように頑張ります(^ ^) (2021年5月9日 14時) (レス) id: 0217e995dd (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - まーちんちゃんさん» コメントありがとうございます！何回も読んでくださるなんて(TT)もっと面白い話が書けるように頑張ります！ (2021年5月9日 14時) (レス) id: 0217e995dd (このIDを非表示/違反報告)
さりり(プロフ) - レモンさんいつも更新お疲れ様です…！双子のジスちゃんもメンバーもそして主人公ちゃんもみんなそれぞれかわいくていい子たちで読み返してはニコニコしてます笑 お忙しい中複数の作品を定期的に更新して下さってありがとうございます私の活力です（ ; ; ） (2021年4月30日 7時) (レス) id: eeccea0a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2021年1月5日 23時
