Two flowers

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「ジス
お前もこれ羽織っとけ」

「え」


スンチョルオッパがジャケットを掛けてあげると

ジスはきょとんとした顔でオッパを見つめた


「私寒くないよ？」

「いいから」

「なんで？
ちょっと太って二の腕ぷにっとしてるから隠せってことですか？」

「違う」

「ジス太ったの？全然気づかなかった」

「ハニオッパはそういうの疎いから」

「女の子は痩せすぎない方が可愛いよ」

「そんなこと言いますけどね、世間の目は甘くないんですよ。最近私たちも昔より露出が多いし、頑張ってスタイル維持しないと。ネットで叩かれたらどうしてくれるんですかシュアオッパ」

「叩かれないと思うけど〜」

「…そっか」


何も考えてなかった

そうだよね。前とは違って上下共に露出の多い衣装が増えてるし、太ったらすぐバレちゃいそう


「Aヌナ
余計なこと考えなくて良いんですよ。ヌナにダイエットなんて必要ありません。食べたいものを食べて幸せに過ごしましょう」


私の肩をぎゅっと掴んで真剣な顔をするスングァン


「でも、ブーちゃんだってダイエット成功して更に格好良くなったでしょ？」

「それはそれ、これはこれです」

「うん？」

「ねぇねぇスングァナ
その上着貸して」

「なんでですか」

「私も脚隠しておこうと思って」

「他の人に借りてください。僕寒いんです」

「えー？何それ。信じらんない。
ヌナが寒くて凍えそうだって言ってるのに」

「さっき寒くないって言ってましたよね」

「気が変わったの」

「とにかく僕は貸せません。
同い年のチングに借りたら良いじゃないですか」

「えぇ〜？」

「寒い。毛布欲しいくらい」

「……」

「ウォヌそんなに寒いの？カイロあげようか？」

「それはAが使えよ。風邪引くだろ」

「マネジャーのオッパたち、多めに持って来てないかな」

「後で聞いてみる」

「ごめんね、ジス
僕はもうAに貸しちゃったから」

「…うん。

ジフナ」

「断る」

「なんで」

「寒いんだって」

「ちょっとくらい悩んでくれてもいいじゃん」

「んー…寒い。却下」

「このやろ！！」

「ぐぇ、

やめろ。首絞めんな」

「ほんとムカつくこのチビ！」

「ジス！やめなよ。ジフニ苦しそう」

「俺が貸してやるから」

「止めないでA、スニョン
これは私とチビとの戦いなのよ」

「お前が1人で勝手にやってるだけだろ」

「きぃー！！」

「もう、落ち着いて」




綺麗なドレスを着ていても



やってることは

いつもと同じ

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