13人の飼い主

子犬が38匹 ページ49

｢ヌナは何味にします？｣

｢私はいちごにしようかなー｣

｢じゃあ僕チョコバナナ！ハンソルは？｣

｢俺いらない｣

｢じゃあ、いちごとチョコバナナください！｣

『かしこまりました、少々お待ちください』



ハンソルちゃんは乗り気じゃなかったけど無理やり連れてきちゃったよね。まあ、楽しそうならいいか！(楽しそうじゃない)



『お待たせしましたー』

｢あ、ヌナ出来たって！僕取ってくるね｣

｢本当にスングァン元気だなー｣

｢ヌナのおかげかもね｣

｢え？｣

｢スングァン、ヌナのこと大好きだから｣

｢ヌナー！はいこれいちご｣

｢おー、スングァナー！よくやったぞ｣



ハンソルちゃんがまだ何か言いたそうだったけどなんだろ？
俺もヌナのこと好きだよとか？ごめんね、私にはチャニという彼女が……



｢あー！ハンソラ！何してるの｣

｢え？｣

｢ごめん、ヌナが持ってると美味しそうに見えたから｣

｢ハンソラだけずるい！｣

｢そんなに食べたかったの？スングァンにもあげるから｣

｢そういう事じゃないんだけどな……｣

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