13人の飼い主

子犬が31匹 ページ42

あれから毎日登下校は必ず2人、学校に居る時も誰かがそばにいて特に何事もなく過ごしていた





｢ごめん、A｣

｢大丈夫だよ〜、リアが死ぬほうが嫌だ｣

｢勝手に殺さないでくれる？｣




リアが体調を崩し早退することになった。
同じクラスのハニちゃんたちが学校ではほとんど一緒にいるけどあいにく今はリアと二人っきり




｢ジスくんたちには伝えてるけど、A大人しく来るまで待ってないと｣

｢分かった、分かった｣

｢来るまで一緒にいてあげたいけど、もうだいぶきついから｣

｢誰も止めないよ、早く帰って明日元気に来てよ！！！｣

｢あー、うるさい｣

｢やー！｣

｢はいはい、ごめんねAちゃん。もう帰るね｣

｢リア〜！｣

｢ほら、もうジスくんたち来るから｣

｢……バイバイ｣




リアは辛そうに帰っていった。あー、帰りにお見舞い行かないと……
なんて考えていると後ろから声が聞こえた




｢あれー？今はAちゃん1人？｣



こうなった原因の3人組が私の後ろに立っていた



｢リアもいなくなったことだし、ちょっと着いてきてくれる？｣

｢無理。今ジスたち待ってるから｣

｢は？あんだけ言ったのにまだ懲りずにいるのね｣

｢わかんないなら教えてあげるから！｣



いくら女子といえ3対1だ。当然叶うはずもなく人通りが少ない校舎へと連れていかれてしまった

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