13人の飼い主

子犬が19匹 ページ20

そんなこんなで私にボディーガードという名のおじゃま虫がついた



｢ヌナヌナヌナヌナヌナヌナ！！｣


廊下を歩いているとうるさいうるさいキムミンギュ



｢うるさいミンギュ｣

｢だってヌナが無視するから！！｣

｢だってミンギュがうるさいから！｣

｢えー、ジョンハニヒョンたち言ってたでしょ？ヌナが1人でいるの見たら捕獲なって｣

｢だからなんで捕獲なの？保護じゃない？保護！｣

｢だってヌナは豚だってジョンハニヒョン言ってたから｣

｢ミンギュ、教室着いたからもういいよ。それと、ジョンハンに会ったら次会ったとき覚えとけって言っといて｣

｢俺がなんだって？｣


出た。私の天敵ユンジョンハン



｢あんたが私の事豚って言うから次会ったらボコボコにしてやろうと思ってたの！｣

｢今会ったじゃん。俺ボコボコにされんの？｣

｢しょうがないな、そんなにしてほしいなら今ここでしてあげる！｣



殴ろうとした時私の腕をジョンハンが掴んだ。



｢ちょっと！なにすんの！あんたを殴るんだから！｣

｢お前、今ここでそんなことしたらどうなると思う｣

｢あんたのファンがキャーキャー言うだけでしょ！｣

｢正解。それともう1つ。お前が余計に目をつけられる｣

｢は？なんでそうなんの｣

｢ヌナ、分かんないの？ヌナが怒ってジョンハニヒョンを殴ろうとしてても、ファンの子達にはイチャイチャしてるように見えるんだよ｣

｢なんで？頭どうなってんの？｣

｢お前がいくら俺に怒って殴ってた〜なんて言ってもそんな言い訳してジョンハンとイチャイチャしたかっただけでしょ！なんて言われるぞ｣

｢意味がわかんない｣

｢実際に今話してるのもちょっと危ないかも知れないしね｣

｢ミンギュが守ってくれるんでしょ！｣



なんだよ、こいつらのファンはみんな頭がおかしいのか！
なんで話してるだけで危ないの！自分が話せないから？｢私もジョンハンとミンギュと話したいのにあの女だけ｣って？

めんどくせぇ〜、女子めんどくせぇ




｢だから、今はやめとけ。生徒会室行った時に受けてやるよ｣

｢ヌナ、ここはジョンハニヒョンの言うこと聞いた方がいいよ｣

｢はぁ、分かった。分かったから抱きつかないでミンギュ。言ってることとやってる事が違いすぎるよ｣

｢ミンギュ、お前も帰れ。俺もジスもスンチョルもいるから｣

｢ヒョン、ヌナをよろしくね！じゃあね、ヌナ！｣


大型犬ミンギュはそう言って帰って行った

#HAPPY_SEUNGKWAN_DAY→←子犬が18匹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す