今日も今日とて俺です (ページ13)

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「あ、ていうかウォヌさ、今日ジュニに会った？」

WN「いや、会ってないけど…あ。Aヒョンの携帯、俺持ってる。」

「わー、やっぱり？ウォヌかジュニかどっちかだと思ってたんだ」

別のことに気を取られて本来の目的を見失ってた。

まさかヒョンの方から言われるとは

WN「ごめん間違ってたみたいで。朝気づいた」

「んーん。今はみんなと連絡取るくらいしか使ってないし、いいんだよ。」

それに3人お揃いで間違えるのってなんか面白いじゃん？
なんて訳の分からない笑いの感覚で話を進めるAヒョンはもうすっかり通常運転だ。

先程までの雰囲気は一体どこに行ってしまったのだろうか。

WN「…まぁAヒョンはその方がいいよ。いつもあれだと俺のメンタルが持たない。」

「何の話？」

WN「ヒョンは面白いなって話」

「なんだよ、からかってるだろ。
生意気だぞ～」

いつもみたいににっかりと笑って
寝癖の残る頭をわしゃわしゃと撫でられる。

身長は俺よりも10cm以上小さいし
体型もごついわけじゃないのに、ヒョンはすごく大きく感じる

それはきっとこの人の内面から滲み出てる優しさや、器を表してるのだろう

今リビングには俺とヒョンしかいない。

そうだ、いいじゃないか

たまには甘やかされたって

謎に開き直って、頭にある手を上から抑えながら
座った。

「お。撫でやすくなったなあ」

今度はけらけらと笑って優しく撫でられる。

あぁ

心地いいな

ヒョンからはたまに母親のような暖かみを感じる時がある。

本人に言ったら怒られるだろうから言わないけど

「コーヒーでも入れようかと思ったんだけど、ウォヌも飲むだろ？」

WN「ん。」

「じゃあ寝癖先になおしておいで。
その間にヒョンが美味しいコーヒーを入れて待っててあげよう」

得意げにふふんと鼻歌を歌いながらキッチンに向かっていった。