立てこもり ページ25
SG side
25時00分。
HS「今回手こずってるみたいだったから、集中してるんだろうけど、こんなにぶっ通したら俺でも死ぬわ、、……中で倒れてるとか無いよな？？？」
SG「……え」
SC「俺、事務所行ってくる。さすがに我慢出来ないわ」
ヒョンが部屋を出ていって5分。
部屋の管理を行っている唯一のスタッフがたまたま残業中でパスワードを解いてもらえることになった。
staff「ここの部屋はほとんどロック解除されてるんだけど、今日は朝から閉まってたから何か変だと思ったんだよね、、。たまたま居てよかったよ。」
ピッピッピッとなる電子音に息を呑む。
カチャンと解除された音に一同が胸を撫で下ろした。
SC「ありがとうございました。ここからは大丈夫です。」
staff「部屋のロックで何かあったら俺の責任になるから早めに連絡してくれると嬉しい。じゃあ、戻るからね」
……
SC「入るぞ」
ドアの隙間が開いた瞬間、耳が痛くなるぐらいの重低音が鳴り響く。
異様な空気に包まれている。僕たちの曲ではない。聞いたことのない曲だった。
SC「……A？」
僕達の目に飛び込んできたのは、荒れ果てた部屋とぽつんと部屋の隅で横たわるAの姿だった。
JH「、おい！」
頬には涙が乾いた跡が残っている。
JS「ハニ、まって」
掴みかかろうとしたところを止めたとき、部屋にはとてつもなく重たい空気で包まれていた。
爆音で流れていたあの歌もウジヒョンの手によって止められた。
JS「A、この部屋すごく寒いよ。お腹もすいたでしょ？
大丈夫だから。
Aはこのままでいいんだよ」
乱れた髪の毛を優しく整えて、着ていたパーカーをAにかける。ゆっくり体を起こして後ろからぎゅっと包んであげた。
僕は目の前の光景があまりの衝撃で言葉を失っていた。
今までよりも酷く荒れたAは、僕の知らない人だった。
何があって、Aがこうなってしまったのかも分からなくて、それが怖くてかける言葉も見つからなかった。
SC「スングァナ、こい」
立ち尽くしていた僕を見て、腕を引っ張られる。
部屋を出た時には涙が止まらなかった。
SC「Aが潰れると、お前も簡単に潰れてしまいそうで心配なんだ」
SG「っ、マネヒョンには言わないでください……Aと離ればなれになるのは、、考えられないです……」
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CARATN(プロフ) - じゅじゅさん» コメントありがとうございます！自己満にお付き合い頂き嬉しい限りです！マイペースすぎる更新ですがこれからも続けていきたいと思いますのでよろしくお願いします^_^ (2019年4月18日 20時) (
レス) id: 985b819685 (このIDを非表示/違反報告)
じゅじゅ - とっても面白くて一気読みしました！これからも応援してます！ (2019年4月16日 23時) (レス) id: 9247b743d4 (このIDを非表示/違反報告)
CARATN(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！リクエスト承りました！気長にお待ちください。 (2019年1月23日 0時) (レス) id: 985b819685 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！リクエストなんですが、バーノンとの絡みが見たいです！！ (2019年1月20日 17時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
CARATN(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。リクエスト承りました！！気長にお待ちください (2018年12月17日 2時) (レス) id: 985b819685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CARATN | 作成日時：2018年8月22日 18時
