15少年少女のある素敵な日 ( 3 )

心配症 ページ37

YJ side



SG「足痛いのどこ？」

「ここ」


履き潰す勢いで愛用してるいつもの靴。
靴擦れはありえないし。


SG「足捻ったりした？あ、もしかしてさっきの階段とか」

「かなぁ？ちょっと歩いたら痛かった。

もし明日酷くなって踊れなくなったらどうしよう」



「そこまで心配しなくても大丈夫だと思うけど」

「でも怖い」


SG「また出てるよAの悪い癖」






「しつこいけど、また迷惑かけたらって思うと、


いつも怖くなって胸が痛くなる


ちょっとしたことでも不安で不安でたまらないし

こんなこと言ったってなんにもなんないのに…」




SG「…A？おいで」


スングァンの手が私の背中に回ったとき、いつも心が暖かくなる。






SG「話してくれて嬉しかったよ。

Aってさ、全然喋ってくれないじゃん？

何で泣いてるんだろ？

何が辛いんだろ？

何が悲しいんだろ？って。


こっちが余計に苦しくなるんだよ。
助けてあげたいのに助けてあげられなくて。

Aが思ってる以上にガツンと当たってくれて良いよ。

家族なんだし、みんな受け止められる。

逆の立場になって考えてみて？絶対出来るでしょ。」




「うん、、できる…


これからはもっと言えるようにする。

逆に困らせてやる！！ってぐらいの勢いでね(笑)」


SG「ははは(笑)

Aなら大丈夫。スングァンがいるでしょ〜」


「そういや居たわ！！！」


SG「今思い出したように言わないで w w w」


「ははは(笑)」


SG「Aはずっと笑ったままでいてね」


「ありがと。スングァンもね。」




______ずっと笑顔でいようと誓い合った日。

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