15少年少女のある素敵な日

めざまし担当 ページ31

LD side


夕方にある音楽番組収録の仕事にむけて、

今日は朝ちゃんと起きれるように携帯のアラームを設定しておいた。
同じアラーム音で起きたであろう、二段ベッドの上にいるジスに下から話しかけてみる。


「おはよう。ジス起きてる？」


「ルダおはよ。よく眠れた？」


ハシゴが音を立ててジスの顔が見えた。


そのまま横に座ってきたから、体を預ける。
いつも頭をジスの肩に乗せると優しく撫でてくれた。



JS「今みたいに素直だったらどこの誰よりも可愛いよ」


「シュア恥ずかしい」


朝からキュン死させてくるジスに心奪われそうになった。


「たまには褒めなきゃね」

笑うジスにつられて笑顔になる。


クプスとハニは私が起すまで起きてこないから、

それまでは私とジスだけの時間。



二人の時は、頑張らなくてもいいよ。
誰にも言えないことだって言っていいし、
愚痴もこぼそう。隠し事はお互い禁止だからねって



ジスの優しさに何度も泣きそうになった。
いつもその優しさに甘えてたらすぐ時間は流れる。



でもそろそろ他のメンバーも起こそうかって、、



とりあえず同じ部屋で未だ爆睡してる2人に容赦なくかかる私。




まずはハニ。


寝顔は天使だけど寝起きはとことん悪い。



「ジョンハナ！！！！」



バシバシ体を叩いてたら、どんどん不機嫌になるハニ。




JH「お前もうちょい優しく叩けよ」


朝だからって容赦ない私に渋々起きる。


「おはようございますハニ様〜」



JH「それウザい」


「さっさと起きてくれたらそんなこと言いません」


私にムカついたのか、手を掴んで倒そうとしてくるから、


朝から戦う気はないって逃げる。




次はスンチョル。



誕生日の差で私より少しだけ年上のスンチョル。

いつもはタメだし、呼び捨てだけど、たまにオッパって呼ぶとめちゃくちゃデレてくる。

これは素早く起こすための作戦であって、特に深い意味は無い。



「スンチョリオッパ〜

朝ですよ〜」


モゾモゾと動くけど、まだ目は閉じている。




「スンチョリ、？

もう起きてるんでしょ？」


そう聞くと急に私を抱きしめてくる。



SC「もう1回言って」


こうなるのは分かってるから、


「あらどうしよう。弟達が私を呼んでるわ〜」


って小芝居を挟みながら腕を抜け出し部屋を出る。


ここからがまた長い。

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