入国 ページ19
YJ「……」
SG「降りる準備、起きて」
YJ「……」
マネ「荷物は誰かに持たせるから、先出て」
YJ「急に歩けないって、、」
手を握られてようやく機外にたどり着く。
足取りが遅いのはいつものことだ。
見兼ねて後ろから肩に手を乗せるジュン
JN「ほら〜起きて」
YJ「……」
JN「そこ階段」
YJ「フラフラする」
手前で立ち止まると体幹を支えてくれる。
JN「セーフ、」
YJ「ごめん、先行ってて」
MH「どうした？」
JN「立ちくらみだと思う。寝起きだから、、」
MH「寝不足だったでしょ」
JN「マネヒョンどこ」
MH「帽子貸してあげる」
ファンや記者が出待ちしているであろう状態に今のまま飛び込むのは可哀想だ。
YJ「大丈夫。なおってきた。怖いから腕だけ持ってていい？」
JN「ゆっくりね」
…
流れるように手続きを済ませようやくホテル行きの車に乗り込む。
JS「おいで、」
その言葉に誘われ隣に座る。
YJ「夜ご飯一緒に食べに行くのに…」
JS「分かってるよ」
YJ「スングァニたちと約束してたのに」
JS「明日も時間あるし、今日はゆっくり部屋で休みな」
今の状態で遊びに行くなんて許さないよと釘を刺される。
YJ「……」
JS「オッパも一緒に居るし、部屋でAが食べたいもの用意するよ」
YJ「オッパだって行きたいとこあるって言ってたじゃん」
せっかくの提案を可愛くない態度で返してしまうユジョンだけれど、、
JS「調べてたんだけど、コンビニの限定スイーツがあるらしい。食べなきゃでしょ。」
YJ「唐揚げも買う」
JS「ホテルの近くにあるんだって。みんなには内緒で寄ろうよ」
内緒、という言葉がユジョンにヒットしてすぐにウキウキモードに切り替わる。
YJ「この前食べたプリンも半分こしよう？」
JS「部屋の荷物片付いて、スングァニが外に出たらオッパに連絡して。部屋の前まで迎えに行くから」
コソコソと話してくるから余計に秘密の世界が広がる
無理をさせないためには何だってこなす95sの面々。
………
SG「ごめん、行ってくるよ？？」
YJ「楽しんできて。写真送ってね」
SG「うん。いいもの見つけたらお土産買ってくる」
YJ「……」
目を見てぎゅっと抱き締めてくれる。
SG「ほんとは置いていきたくないんだよ？」
YJ「うん」
名残惜しくその場を後にするスングァン。
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作者名：CARATN | 作成日時：2022年3月21日 7時
