セブチと宿舎で。【第1章】 (ページ1)

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第1話ページ1

私は高校生でも、大学生でもないフリーターなんだけど、仕事どうしよ。

私はとにかく学力が低くて、高校を卒業できたのだってギリギリだったし、大学は試験に落ちた。そのせいで勉強にはやる気をなくしてて就職先を探し中なの。

でも、実は私には一つだけ得意なことがあるんだ。それはね、韓国語。

韓国に推しグループがあって、その子たちが何を喋ってるか知りたくて中学生の頃から夢中で勉強してたの、笑

私が唯一勉強した言語なんだ笑

それを仕事に活かすことはまったく考えてなかったんだけど、友達に仕事を紹介された。

△｢ねぇねぇ、Aさぁ、
韓国語得意なんだからこの仕事どう？｣

私｢宿舎お世話係？？？｣

△｢そーそー笑｣

私｢えぇー。アンタがやれば？？｣

△｢なんでよぉー、私家事できないの。
それに、韓国語話せないし笑｣

私｢給料安いんでしょ？笑｣

△｢日本円で、１ヶ月20万らしいよ。｣

私｢はっ？！！！｣

△｢高卒の給料にしたら大分高いよね。｣

私｢やるやる！やるに決まってる！！｣

そういってしまって、私はその仕事に就くことになったんだよね。

いい事なのか、悪い事なのか。

△(A、楽しんでね！
推しグループとの生活、笑)

これが私の友達の心の中の声だった。

(続)