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Aヒョンがソファの肘置きに座った。
さすがに二人掛けのソファに三人で座るのは嫌だったらしい。
「わ〜い真ん中」と両手を上げると「ミンギュは可愛いなぁ」と頬を抓ってくる。
MG「今回もやっぱり四枚目はジュニヒョンなの？」
＿「当たり前じゃん」
MG「なんで？」
＿「最初に毎月上げようと思ったきっかけって、溜まりに溜まったジュニのセルカをどう合法的に公開するかが始まりだったから」
WN「合法的に」
＿「そうそう、脱法ジュニセルカ」
WN「脱法」
MG「ねえヒョン、四枚目はそろそろ世代交代じゃない？オレなんかどう？」
＿「ええ〜、そこ変えるの？」
MG「うん」
WN「お前ジュナと同じくらいAにセルカ送れんの？」
MG「が、頑張るから……！」
＿「ん〜……」
目を閉じて悩んだ顔をしたAヒョンが、今度はポケットから飴を取り出す。
水色のフィルムから察するに、おそらくソーダ味だろう。
「ヒョン、今日は物持ちが良いね」と言うと、「さっきジュニから貰った」とライバルの名前を口に出した。くっ……
そのままAヒョンが両方の掌を広げて、右手にその飴を乗せる。
ぎゅっと掌を閉じ、後ろに手を回して数秒後、オレの目の前に握った拳を両方とも突き出して見せた。
＿「さて、飴はどっちに入ってるでしょうか」
MG「もしかして……当てたら四枚目の権利くれる？」
＿「当てたらね」
WN「ミンギュ、右だぞ」
MG「なんで解るの？」
WN「長年の勘」
MG「……信じていい？」
＿「確率は50％だよ」
MG「本当？どっちも入ってないとか……」
＿「ウォヌじゃないんだからそんなひどい事しないって」
MG「じゃあウォヌヒョンの言う通り……こっちで！」
Aヒョンの右手を指で差すと「残念でした」と言う言葉と共に掌が開いた。
中には何も入っていない。
反対側の左手をAヒョンが開けると、先ほど見た青いソーダ味の飴が、くしゃりとフィルムの擦れる音と一緒に出てきた。
MG「……ウォヌヒョン」
WN「Aの右手なんて一言も言ってないけど？オレから見て右って言ったつもりだし」
＿「ほらね、ウォヌはひどい男なんだよ」
WN「残念だったな、ミンギュ」
MG「……来月またチャンスくれる？」
そう言って口を突き出して見せると、Aヒョンが「その顔載せてあげるね」なんて、またいきなりシャッター音を立てる。
お願いだから撮るときは撮るって言ってよ！
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せの(プロフ) - ありさん» ぜひぜひ！ありがとうございます！頑張ります。 (2019年7月15日 9時) (
レス) id: 350915b2b6 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - お返事ありがとうございます！二次元にあまり詳しくないものである程度予習をしてから読ませて頂きます！ついに最終章といったところですね！頑張って下さい！！ (2019年7月12日 15時) (レス) id: ab6122f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ありさん» ありがとうございます！二次元の方から来たのでご期待に添えるか解りませんがプロフの方にURL張りました。お暇なときにどうぞ (2019年7月10日 19時) (レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - 今までに無いタイプのお話にリアルな描写がとても好きです!どんな結末を迎えるのか楽しみにしています(’-’*)因みにせのさんのTwitterやホームページはありませんか？(あまりに好きすぎて他のお話があれば読んでみたいのですが...) (2019年7月10日 14時) (レス) id: ab6122f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - あずささん» ありがとうございます！頑張りますね (2019年7月9日 8時) (レス) id: cda4c47062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年6月23日 0時
