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SG「結構あるって……僕はそんな話いま初めて知ったんですけど」
VN「名義変えてるから」
＿「もう一つ名前があるんだよ」
SG「取引先や声聞いた人はどうしてAヒョンだって気付かないんですか？」
＿「まあガイドの声は機械で弄ってるし、連絡は基本的にメールだから会うことも無いし……えへへ」
SG「笑って誤魔化しても……はあ……」
＿「ごめんね、スングァニ。内緒にしてくれる？」
SG「……ウジヒョンはともかく、なんでバノニが知ってるんですか」
＿「ガイド入れる時、仮で良いからラップも入れてほしいって注文してくる事があってね。何かと手伝って貰ってるんだよ」
まったく、このヒョン。
ウジヒョンとバノニしか知らないって言うんだから、スンチョリヒョンすら知らないみたいだ。
これはこれでマズい気がする。
知られたら絶対Aヒョンは怒られちゃうんだろうなぁ……
スンチョリヒョンだけじゃない、今この「Aヒョンの曲がうちのグループであまり使われない状況」から考えるとほとんどのメンバーが怒ると思う。
怒るという単純な言葉で済むか解らない。
……ああ、そりゃあヒョンも内緒にする訳だ。
僕が溜息をつくと、Aヒョンが気まずそうに笑う。
どうしてこんなことに……
SG「なんでAヒョンは事務所から冷遇されてるんでしょうね」
＿「ん〜……」
VN「悪い事してるんじゃない？」
＿「そのうち解るんじゃないかなぁ」
そう言って困ったような顔で頬を掻いた。
その口ぶりだと、Aヒョンはその理由を知っているんだな。
知っていて何故反抗しないのか僕には理解できない。
悔しくないのだろうか。いやそんな事あるはずがない。
リテイクを出されたり、曲を蹴られたりして、落ち込んでいるAヒョンだって何回も見てきた。
そう思うと、言いたいことは喉まで来ているのにどうしてもそこでつっかえてしまう。
それにしてもよくウジヒョンは黙っていられるな。
あの人の事だからAヒョンとはよく話し合いを重ねてこの現状に至っているんだろうけど。
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せの(プロフ) - 奈子さん» ありがとうございます！ (2019年6月23日 0時) (
レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - いつきさん» ありがとうございます！ページの都合で一旦消したのですが、先程再投稿しました。お時間があるときにでも楽しんでいただけると嬉しいです。 (2019年6月23日 0時) (レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
奈子 - 評価一個じゃ足りないです、、！！！すごく大好きな作品です！！ (2019年6月22日 18時) (レス) id: a598e2ddc7 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - この小説の雰囲気がとても好きで、投稿されるのを楽しみに待っています。突然なのですが、今日出した続編は削除されてしまったのですか？スンチョルさんとの話はとても面白かったので少し残念です…これからも頑張って下さい！ (2019年6月22日 15時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - kinosuke20さん» 評価もコメントもありがとうございました。がんばります！ (2019年6月22日 10時) (レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年6月6日 10時
