96とルームサービス ページ9
- Going seventeen -
WZ「もう始まってる？」
＿「今ちょうどついたところ、多分」
WZ「一人で出来たのか、Aも成長したな」
＿「一応君より年上だからね」
WZ「やり方間違えてないか？」
＿「録画ランプ着いてたら大丈夫ってミンギュが言ってたし……大丈夫かな……」
画面越しにAが手を振るのを、隣で見守るウジが少しだけ笑う。
＿「こんばんは〜！Aと、」
WZ「オレです」
＿「ウジです。コンサート一日目が無事におわりました。来てくれたカラットの皆さん、ありがとうございました〜」
WZ「ました〜」
＿「真似するなよ。さっきミーティングから戻ってきて、ルームサービス頼んで待っているところです」
WZ「オレいつ電話したっけ？」
＿「忘れた、結構経つよね。ウジ何頼んだの？」
WZ「全部」
＿「は？」
WZ「だから全部だって。上から順番に、デザートと飲み物以外」
ウジがそう言ってAへ、脇に置いてあったフードメニューを手渡す。
＿「ちょっと豪快すぎるでしょ……」
WZ「いっぱい食っていいぞ」
＿「食べきれなかったら？」
WZ「食え」
部屋のインターホンが鳴り、「来たか」と呟いたウジがドアに向かう。
＿「今日、実は僕が夕食を食べ損ねてしまって、見かねたウジが晩ごはんを頼んでくれました。さすがに全部頼んだって言うのは冗談だと思ったんだけど……今ドアの方を見たら大きいワゴンが二台来ています。ウジはいつも本気です」
Aがそう言う間に料理を乗せたワゴンの音が近づき、画面に映る範囲のテーブルに注文したものがずらりと並ぶ。
瞬く間に机が埋め尽くされて係員の手が止まると、ウジが「テレビ台の所に」と声を掛けた。
＿「本当に全部頼んだの？尋常じゃないんだけど」
WZ「さっき廊下で助っ人を発掘した。一回部屋戻ってから来るって」
そうウジが言って係員が出ていくのと同時に、ウォヌが部屋に入ってくる。
WN「何のカメラ入ってんの？」
＿「Going」
WZ「おうウォヌ、食うぞ」
＿「一番頼りにならなさそうな人が来たんだけど？」
WN「失礼なやつだな」
WZ「食え食え、お前ら二人はもっと食った方がいい」
WN「だれが一番食えるか競争するか」
＿「一人でやってよ。ウジは何飲む……ってもう食べてる」
WN「A、そっちの取って」
＿「どれ？これ？助っ人なのにサラダ食べるの？」
WN「うん」
.
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せの(プロフ) - 奈子さん» ありがとうございます！ (2019年6月23日 0時) (
レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - いつきさん» ありがとうございます！ページの都合で一旦消したのですが、先程再投稿しました。お時間があるときにでも楽しんでいただけると嬉しいです。 (2019年6月23日 0時) (レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
奈子 - 評価一個じゃ足りないです、、！！！すごく大好きな作品です！！ (2019年6月22日 18時) (レス) id: a598e2ddc7 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - この小説の雰囲気がとても好きで、投稿されるのを楽しみに待っています。突然なのですが、今日出した続編は削除されてしまったのですか？スンチョルさんとの話はとても面白かったので少し残念です…これからも頑張って下さい！ (2019年6月22日 15時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - kinosuke20さん» 評価もコメントもありがとうございました。がんばります！ (2019年6月22日 10時) (レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年6月6日 10時
