男装生活とその日常について３ (ページ18)

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DK「ヒョンが倒れてくるからお酒零れちゃった」

＿「倒したんじゃなくて？」

JS「A、タオル」

＿「ありがとう」

シュアヒョンが投げて寄越したタオルを、Aヒョンがソクミニヒョンに渡すけど、「ヒョンが拭いて！」と返されてしまった。

ソクミニヒョンのすり寄ってくる腕を掴んで頬を抓む。

一方的にじゃれあって、わあわあと楽しそうに声を上げるソクミニヒョンを呆れたように笑い、今度は顔面にタオルを押し付けた。

＿「もう今日はダメだよ、ソクミナ。違うのにしよう」

DK「ヒョン達はまだ飲んでるじゃん」

＿「あの人たちがおかしいんだよ」

SC「おい」

DK「冷蔵庫何も入ってないよ」

＿「買ってきてあげるから、何が良いの？」

JH「オレのも！」

＿「他の人に頼んで」

JH「おい！」

DK「ヒョン～！どこにも行かないで～！」

ソクミニヒョンが、立ち上がろうとしたAヒョンの腕をガシッと掴む。

身動きの取れないAヒョンが膝立ちのまま「これだから酔っぱらいは」と、ソクミニヒョンの額を指で弾いた。

弾かれた本人はおでこを押さえてきらきらとした目を向けている。

DK「怒った？」

＿「怒ってないよ？」

DK「そっかぁ……」

JH「ドギョマ～、なんでそんな残念そうな顔するんだよ」

DK「ねえヒョン達、Aヒョンってどうやったら怒るの？」

ソクミニヒョンが95年の三人を見ながら疑問を口にする。

ジスヒョンが「怒らせたいの？」と尋ねれば、それに一つ頷いた。

Aヒョンが驚いた顔をする。

DK「最近よくウォヌヒョンに怒ってるから、怒るのにも慣れてきたのかなって」

＿「あれはパフォーマンスだよ」

SC「パフォチだけにか？」

＿「スンチョル酔ってる？」

DK「でも怒ってることには変わりないでしょ？」

＿「最近やたらとウォヌが構ってくるから……」

Aヒョンが口を曲げて不機嫌そうな顔を作る。

今までずっと、ウォヌヒョンとAヒョンは良い意味で一定の距離を保っていた。

右往左往するメンバーたちを穏やかな空気で見守る……いや、面白がっている二人だった。

それが最近、確かにウォヌヒョンが変わった。

どんな心境の変化があったのかは知らないけれど、面白がる対象をAヒョンに変えたらしい。

それがまるで、ハニヒョンをからかっている時のAヒョンみたいなのだ。

おそらくソクミニヒョンもそれの事を言っているんだろう。

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