男装生活とその日常について ２

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「正解がちらほら有るけどなんでわかるの？普通この二人で行くと思わないでしょ」




「そう、夜景の見える丘に行ったんですよ。わざわざカップルに巻き込まれながら……」




「綺麗だったんですよ、綺麗だったんですけど。今日僕たち笑いが止まらなかったから、全然ダメでした。場違い過ぎて」




「結局車の中で見て、話してたんですね」




「そしたらミンギュが「ヒョン、楽しかった？」って、見て解るのにね。聞いてくるわけ。可愛いでしょ、可愛いんだよミンギュって」




「で、「面白かったよ、ありがとう」って返したら」




「ミンギュが「辛いまま寝ちゃだめだよ」って、「そういうのは明日に持ち越しちゃダメなんだよ」って言うんですよ」




「わっ、ミンギュってすごいなって思って」




「正直ミンギュと初めて出会ったとき「合わないかも」って思ったんですよ。これ言うと拗ねるかもしれないですけど」




「あまりにも明るすぎて、太陽みたいな人じゃないですか。積極的だし、声は大きいし、人懐っこいし」




「僕はどちらかと言えば夜が好きな方なので、あはは」




「でも「合わないかも」って思ったのは最初の一秒だけでしたね」




「それから僕はずっと、ミンギュが知らない所でミンギュに救われてるんですよ。今日がその中の一日でした」




「ミンギュからコメント来てないですか？僕いまミンギュの株を上げたつもりなんだけど？」




『ヒョン、そこは茶化さないでよ！』

「ふふふ、まあそんなわけで、いまはすごく気分が良いです」




「で、夜景みた後に「まだ寝るのは惜しいな」って、作業室来ました」




「さっき買ったケーキ食べてます」




「夜はあんまり甘い物食べないんだけど、今日は幸せな日だから良いですよね」




「と言うわけで、そんな一日でした」




「ミンギュの話しかしてないね？」




『ウォヌの話もしてたよ』

「そうだね、もう言わないですよ。内緒、内緒」




「今日はここらへんで、……うん」




「僕はもう少し作業をしてから最高の気分で帰りたいと思います」




「カラットの皆さんも、良い気分のまま寝てください。明日に持ち越さないように」




「あとでツイッターにミンギュの画像上げとくから、それ見ながら寝てくださいね」




「じゃあ、おやすみなさい」








「ミンギュこれどうやって切るんだっけ？」

「あー、ヒョンほんと、」






―― ライブが終了しました ――


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