男装生活とその日常について２ (ページ44)

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「ずっと笑ってました、下手したら一年分くらい」

「僕はそれまでずっとテンションが低かったじゃないですか、ミンギュも見つからない僕を探して疲れてたと思うんですよ」

「多分変なスイッチが入ったんでしょうね、僕とミンギュ」

「あと本当にウォヌの編曲が……もう面白くてつい言ってしまう。ウォヌ本当に面白くて。ミンギュにも聞かせてあげたんだけど、ミンギュもすごく褒めてたよ」

「ミンギュとウォヌの……なんて言うんだっけ？組み合わせ？」

「ん、組み合わせ好きな人多いらしいから今日のTMI……Too Much Information、どうでも良い情報を発表するんですけど」

「ウォヌの編曲にミンギュがすごいウケてた。これが今日のTMI。車すごい揺れたもんね、停車中に。ふふ、たった５秒なんだけど」

「あっ、５秒って言っちゃった……あはは、もう今日ダメかも」

「店入ってからも個室を良いことにたまに流してたんだけど、もうツボに入っちゃって。テンションがほら、だいぶおかしいから」

「ずっと笑いながら二人で個室で肉焼いてるの、よく考えたらちょっとシュールだよね」

「でも本当にかわいいんですよ、ミンギュ」

「僕今日はスマホ持ってたって言ったじゃないですか。ちゃんと撮りましたよ、ミンギュの食べてる姿。あとでツイッターに上げますね」

「ご飯に焼いた肉乗せてご満悦なミンギュくん５歳、盗撮しました。偉いでしょ？」

「シャッター音でバレたんですけど、それもまた面白くてね」

「ミンギュ見てると、こう、心が豊かになると言うか……」

「それで、お肉食べて、デザートも食べて。ケーキ屋さんでテイクアウトして」

「そろそろ帰るかってなったとき、ちょっと寂しかったんですよ。すごく楽しくて幸せだったから」

「よく眠れそうだとは思ったけど、まだ笑い足りなくて」

「ミンギュも同じだったのかは解らないけど、突然ハンドル切って「わあ、ヒョン！ヒョンと行きたいところあった！！」ってね、言うんですよ」

「もう「お、おう！行くか！」って」

「どこだと思います？」

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