男装生活とその日常について ２

ミンギュとキデ ページ41

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A「カラットの皆さんこんばんは、Aの暖かい牛乳とカステラとチョコパン？食パン？あと何があったっけ。絵本読むやつ？」




「んー…………」




「カラットの皆さんこんばんは、Aです」




「今日は皆さんとお話ししようと思って放送を始めました」




「僕一人でやります。僕の頭が正常だとしたら一回だけやった事……単独って初めてじゃないですよね？」




「たしか去年だったと思うんですけど……」




『207日前だよ』

「これ本当に？絶対嘘だよ、適当に言ったでしょ」




「あ、本当？本当に？わあ、すごいな……嘘って言ってごめんなさい」




『本当にウリAが一人でやるの？』

「うん。最初から最後まで僕以外喋らないよ」




『今何してたの？』

「ちょっとだけ歌詞を考えてました。作業室で休憩中です」




「そういえばこの前ウォヌと編曲作業したんですよ、初めて、ふふふ」




「ああ、これはスポとかじゃないので大丈夫です。そのうち聞けると思うんですけど……聞けるかな……」




『なにを？いつ？』

「いつだろう。いつになるかは僕も聞いてないんですけど、某メンバーの采配次第と言うか、機嫌次第と言うか……」




「ウォヌって本当に天才なんですよ。言っちゃうと面白くなくなるので、これ以上は何も言いませんけど」




「あはは、ごめんね」




『A、今日は良い日だった？』

「あー……今日は本当に良い日だった。カラットはどうでしたか？天気も良くて暖かかったですね」




「カラットにもあると思うんですけど、すごく怠い日ってあるじゃないですか」




「別に体調も良いし、疲れてるわけじゃないし、ちゃんとご飯も睡眠も取れてるのに憂鬱な時ってあると思うんだけど」




「それが今日だったんですよ。年に一回あるかどうかの、今日はそんなスタートでした」




「で、今日は朝からダンスの練習が終わった後に、次はボイストレーニングが入ってて」




「全部終わったのが何時だったかな。夕方前だったから四時くらいだったと思うんだけど……そこまで来てもやっぱりちょっと気分が……うーん、なんて言ったらいいか」




「練習してる時とかはそればっかりだから、気分が良かろうが悪かろうが……って感じなんだけど、休憩中とか移動中とかが問題で」




「ずっと気持ちが沈んでたんですね」


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