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WZ「お前、またどっかから作曲の依頼来た？」
＿「えっ？……いや、さすがに自分の曲作ってる最中に人の曲なんか作らないよ」
WZ「じゃあなんで今日女ばっか見てんの」
＿「そんなつもりは……、ないんだけど……そんなに見てた？」
JN「A、気になる子でもいたの？」
＿「ううん、全然」
WZ「色んな人に見られてんだから気を付けろよ」
＿「ごめんウジ、ありがとう」
WZ「で、お前は何をそんな真面目に見てたんだ？」
＿「んー……ああ、そっか。衣装、女の子たちの衣装が可愛いなって思って、それで……」
ステージに立っていたアイドルはいつの間にかいなくなっていて、今はソロの歌手が濃い赤のドレスを着てスタンドマイクを握っている。
JN「Aはあんまり、服とか衣装に興味が無いんだと思ってた」
ジュンがAを見ながら目をパチッと瞬かせた。
私服に関しても衣装に関しても、グループ内で一番無頓着なのがAだ。高価なブランド品を身に着けるわけでもなく、買い物を楽しむこともほとんどない。
まあ後者に関してはオレも人の事を言えるわけではないけれど。
Aのクローゼットの中身と言えば、撮影で着た服をそのまま買い取ったものか、メンバーが買い物に連れ出してようやく買ったものか、誰かの服が紛れ込んでるか。
大抵そのどれかだ。
WZ「お前って昔から自分の着る服に興味ねえの？」
＿「なんか……言い方が失礼だな」
WZ「間違ってないだろ」
JN「そうなの、A？」
＿「……昔は、」
JN「うん？」
＿「昔は着たい服がたくさんあった気がするんだけど、もう思い出せなくなっちゃった」
ステージから目線を移さないAが、くしゃりと顔を歪ませた。
笑っているのに、どこか泣き出しそうにも見える。
ジュンがAの顔を覗き込みながら問いかけた。
JN「Aはあんな感じの衣装が着たいの？」
ジュンの差した指はステージに向かっている。
撮られてるんだから指を差すなと言おうとする前に、「こらこら」という言葉と共にジュニの指がAに捕まり、そのまま手のひらで握り込められた。
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せの(プロフ) - あゆさん» ありがとうございます！ (2019年5月29日 9時) (
レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 初めまして。男装モノ大好きです。シリアスも好きです。(要らない情報) (2019年5月28日 17時) (レス) id: 0c6540a428 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - 冴木薫さん» ありがとうございます！多分直りました (2019年5月15日 16時) (レス) id: 3e57787c43 (このIDを非表示/違反報告)
冴木薫(プロフ) - 初めまして！とても楽しく読ませていただいてます！ 読んでて少し気になったのですが、たぶん名前変換のところがたびたび_になってます… もしかしたらあたしだけかもしれないですが、もしお時間があれば確認していただけませんか？ これからも執筆活動応援しています！ (2019年5月15日 14時) (レス) id: 3ed73169f6 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - 殺し愛さん» ありがとうございます！ (2019年5月3日 20時) (レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年4月24日 23時
