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KAY side
僕と同じように
親から暴力を受けていたのかな…？
さっきまで頭にのさばっていた昔の記憶が
また思い出される。
もし、今もあの生活が続いていたら
…考えると頭が痛くなる。
あの頃はそれを望んでいたのにな。
でも、ジンヒョンは今までずっと
暴力に耐える生活をしているのだとしたら
どんなに辛いだろうか。
助けてくれる人も
かばってくれる人も
話を聞いてくれる人さえいない
暗闇の中、ひとりぼっちで
耐え続けているんだ。
JHY「…僕には、どこにも居場所がない…。」
肩を震わせて
俯きながら泣いている。
つい昨日まで
あんなに怯えていた対象だったのに
今はこんなにも小さく、弱々しく見える。
「…そんなこと、ないよ。
僕が友達でしょ？」
JHY「…ふ、…そんなとこも、嫌いだ…
おもってもないくせに、」
「ジンヒョンが言ったんじゃん
友達だって」
JHY「…友達のふりを、しろって…
言っただけで…」
「…じゃあ、ジンヒョナ。
友達になってくれる？」
JHY「…」
他人事とは、到底思えなかった。
まるで昔の自分と出会ったようで。
手を差し伸べずにはいられなかった。
…きっとゆうヒョンも
こんな気持ちだったのかもしれない。
あの日、ゆうヒョンが声をかけてくれなければ
僕はこの幸せを掴めなかった。
だから
次は僕が、幸せを与える番なのかもしれない。
「僕が、君の居場所になるよ」
JHY「…ケイ、」
僕が差し出した右手を
ジンヒョンは恐る恐る握った。
そして、すこし照れ臭そうに笑ったから
僕も釣られて笑った。
保健室に着いて、僕の左手を
手当てしてくれながら
ジンヒョンはすべて話してくれた。
いつもお兄さんと比べられてばかりで
出来損ないだと罵られ、暴力を受けていること
幼いころお母さんが褒めてくれた
歌だけは大好きで
ずっと続けていること
歌手になりたいけど事務所のオーディションは
すべて落ち続けていること
毎日がつらくて
いつも命を絶つことを考えてしまってたこと
それらを話しきった後
ジンヒョンはくすりと笑った
JHY「こうして、誰かに話を
聞いてもらいたかったんだ。」
「僕でよければ、いくらでも」
JHY「…本当に、悪かった
たくさん傷つけて…、殴ったりもして」
「ん、謝ってくれたから、許す」
JHY「…ありがと。」
・
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だんご(プロフ) - 彩都さん» 彩都さん！いつもいつも嬉しいコメントありがとうございます(´;ω;｀) (2021年2月16日 8時) (
レス) id: 5a76fc31f9 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - 更新お疲れ様です！就職活動もお疲れ様です！どちらも応援しています！！ (2021年1月17日 21時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - 彩都さん» わあ！ありがとうございます！スッキリした終わり方できてたならよかったです(;-;)これからはジンヒョンも愛されるようにしていきますね(笑)いつも本当にありがとうございます！モチベになります！ (2020年9月2日 23時) (レス) id: 089449a433 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - 更新お疲れ様です！ジンヒョンにそんな過去が、、（泣）でも、ケイくんも気持ち的にスッキリしていて、読んでいた私もスッキリしました！！これからも時々ジンヒョンが出て来たら嬉しかったりします（笑）これからも応援しています！ (2020年9月2日 23時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - 彩都さん» コメントいつもありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年8月18日 23時) (レス) id: 089449a433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だんご | 作成日時：2020年5月15日 22時
