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KAY side
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ソクミンに腕を引っ張られながら
宿舎に帰ると
スンチョリヒョンが
扉の音を聞きつけて
走ってきた。
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振りかざされる手。
…叩かれる…！
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こっぴどく怒られると思って
思わず目をぎゅっと瞑る。
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SC「…おかえり、ケイ」
「……ヒョン…？ただいま…」
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想像していたのとは違って
ふわっと柔軟剤の香りが香ったと思えば
スンチョリヒョンのたくましい腕の中に
すっぽりと抱きしめられていた。
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すっかり怒られると思ってたから
拍子抜けしてしまう。
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「…怒ってないの…？」
SC「…怒ってるよ。
心配しすぎて気が狂いそうだった」
「…ごめんなさい…」
SC「無事でよかった…」
ぎゅうっと込められる力が
いかに心配をかけていたか物語る。
SC「…体が熱いぞ。熱でてきたみたいだな」
「え…いや、えっと…」
SC「とりあえず中に入ろう。玄関は寒い」
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背中を押されながら
リビングにいくと
メンバーみんなが朝食をとっていた。
入った途端
目線がこちらをとらえて
なんだか緊張する。
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JH「ケイ、おはよ」
JS「おはよう」
HS「おー、どこいってたんだー？」
MG「すごく心配したじゃんか〜」
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みんなが口々におはようと言ってくれる。
その顔はほっとした顔をしていて。
心配かけたんだな…。すごく。
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スンチョリヒョンにソファに座らせられて
向かいあう。
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SC「みんなずっと心配してたんだよ。
ケイがあまりにも無理するから…」
「…ごめんなさい」
SC「どうしてそんな無理してたんだ？」
「…その…
…自信がなくて…。
みんないっぱいできることがあるのに
僕なにもないから…」
SC「…そっか。
だからいっぱい練習しようと思ったのか？」
「はい…。
デビューするのに、SEVENTEENのために
なにもできてないって思って…
…ほら、僕アンチも多いし…」
SC「…なにもできてないことなんてないよ。
ケイにしかできないことがたくさんある。
それは実力だけじゃなくて
他の事でもそうだよ」
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だんご(プロフ) - fjさん» ご指摘ありがとうございます。訂正します！ (2019年7月15日 23時) (
レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
fj - 結婚はキョルホン(キョロン)ですよ (2019年7月15日 23時) (レス) id: d6bf8c490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だんご | 作成日時：2019年6月21日 19時
