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KAY side
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それから傘を取り入れた
振り付けを考えて
なんとか形になってきた。
ライブ5日前。
特別サポーターの方が中間チェックに入る。
考えたダンスを披露すると
いまいちな反応だった。
サ「これがキングスマンなの？
傘を使うこと以外
どこがキングスマンなのよ」
たしかに、後半になるにつれて
傘をつかう振りも少ないし
インパクトに欠けるかも…。
キングスマンはスパイの映画だから
スパイっぽい振りを入れたりしたら…？
銃を構えるポーズや
後ろ向きで伏し目にしたり
隠れるのもよさそう。
言ってみようかな…？
すこし意見するのには抵抗がある。
…否定されるんじゃないかって
怖くなるんだ。
いつも人の意見に同調するばかりで
自分の意見は言ったことがない。
振り付けを考えるのも
ほとんど人任せだ。
幼いころから
自分の意見を言う機会なんてなかった。
従うだけだったから。
HS「ん〜なんかいいアイディアない？」
言ってもいいかな…？
どうしよう…。
でも、チームのためにも
言ってみたほうが
なにか変わるかもしれない。
「あの…っ」
HS「んっ、ケイ？」
恐る恐る言ってみると
3人とも目を丸くした。
HS「ケイがこうして発言するの
はじめてじゃない？」
WN「すごくいいよ」
JH「さすが俺の妖精〜！」
みんなヒョンだし
こうして発言するのはすごくドキドキしたけど
ちゃんと受け入れてくれた。
認めてくれた。
そのことが嬉しくて
思わず口が緩んだ。
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そうして僕の意見も取り入れながら
どんどん試行錯誤して
完成に近づけていった。
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そして迎えた本番の日。
いつものバスに
スーツを着て乗り込む。
SG「ケイヒョンのスーツかっこいい！」
「あ、ありがと…(笑)」
SG「足長すぎますよ…」
「そうかな…。スングァンは制服なんだね」
SG「うん、かわいいでしょ」
「かわいい」
SG「もーヒョン！♡」
「なにㅋㅋテンション高いね」
SG「もちろん！自信ありますから！」
「おお〜」
そわそわして落ち着きがないスングァン。
その目は輝いていてかわいい。(笑)
可愛いと思うと同時に
負けられないな、とやる気が出てきた。
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だんご(プロフ) - fjさん» ご指摘ありがとうございます。訂正します！ (2019年7月15日 23時) (
レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
fj - 結婚はキョルホン(キョロン)ですよ (2019年7月15日 23時) (レス) id: d6bf8c490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だんご | 作成日時：2019年6月21日 19時
