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KAY side
･
･
…ケイ…！ケイ！
･
誰かが
僕の名前を呼んでいる。
･
夢でも見てるのかな。
･
･
…夢？
･
「んっ…」
DK「ケイ！あ〜よかった生きてた…」
「ソクミナ…？」
･
気が付くと
ソクミナが僕を心配そうにのぞき込んでいた。
いつのまにか
練習室で眠ってしまってたみたい。
汗をかいたまま
冬なのにTシャツで寝てたからか
すごく冷えていて寒い。
･
DK「練習室にきたらど真ん中で
倒れてるんだもん…
めっちゃびっくりした…」
「ごめ…っくしゅん」
DK「も〜風邪ひいたの？
なにやってるの〜」
･
バカだな、なんて言いながら
来ていたダウンを僕に着せてくれて
抱きしめられて体をさすられる。
あったかい。
･
「ぼくだって…寝るつもりなかったんだよ…」
DK「あたりまえでしょうが！」
「朝から練習するの…？」
DK「うん、もっと思った通りに
歌えるようになりたくて」
「熱心だね…ソクミンの歌声だいすきだよ…」
DK「ありがと…でもケイのほうが熱心すぎない？」
「ぼくは…どんなに頑張ってもダメだよ…」
･
頭がぼーっとするのは
寝起きだからか風邪をひいているからか。
ソクミンの腕の中は
すごくあたたかくて心地よくて。
今まで感じていた不安は
どこかに消えたみたいに
心が穏やかだ。
･
「ソクミナ…このままで何か歌ってよ」
DK「ええ？(笑)寝ぼけてるの？」
「ふふ…うん、寝ぼけてるから、ほら」
DK「変なの〜(笑)」
ゴホン、と咳払いをして
歌い始めたソクミンの声は
相変わらずキレイで磨きがかかっている。
ステージで力強く歌う声も好きだけど
こうして控え目に優しく歌う声も好き。
･
心地よくて
聴いているうちにまた眠たくなってきた。
ソクミンには悪いけど
もうしばらくこのままでいさせてもらおう…
･
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だんご(プロフ) - fjさん» ご指摘ありがとうございます。訂正します！ (2019年7月15日 23時) (
レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
fj - 結婚はキョルホン(キョロン)ですよ (2019年7月15日 23時) (レス) id: d6bf8c490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だんご | 作成日時：2019年6月21日 19時
