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S.COUPS side
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2014年の上半期には
デビューできると思っていた
それがもう2015年になっている。
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それでも
メンバーと力を合わせて
アイドルの新しい概念
“自主制作アイドル”が
実現できるように日々努力をしている。
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必ず1日に一回は
メンバーと話す時間を設けるようにして
みんなの心の負担を減らすようにもしている。
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みんな、それぞれ思うことはあるけど
向かっている先は
“デビューすること”
それだけだ。
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…なんだけど。
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SC「お前最近寝てるか？」
「…寝てますよ」
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キレイな白い肌に
黒い影ができている。
やつれたその顔は
ダンスが大好きで
キラキラした顔で踊っていた
昔のケイはいない。
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なにをそんなに負担に思っているのか。
聞き出す機会をうかがってるけど
一向に口を開く気はないらしい。
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夜遅くまで宿舎に帰ってこないくせに
朝も早く起きて
デビューに向けて体を作ろうと
ランニングをしているらしい。
最近では
ついに飯を食う時間すら
練習にあてるようになったし。
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このままじゃデビューする前に
ケイが倒れてしまう。
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どうにかして止めたいのに
強く言えない俺は
最年長として役割を果たせていない。
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JH「ケイ、また練習室？」
SC「うん…また止めれなかった」
JH「スンチョルはよくやってるよ」
同い年のジョンハンは
俺の良き理解者だ。
こうしていつもそばにいてくれる。
俺がメンバーに叱責した後
フォローしてくれるのもこいつだ。
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JH「自信は練習してつける」
SC「…え？」
JH「ケイが前に言ってたんだよ。
自信がないのかなって」
SC「自信か…不安に思ってることがあるのかもな」
JH「うん…とにかく休ませないとね」
SC「なんか…オンマみたいだな(笑)」
JH「髪の毛のせいだと言って」
SC「ほんとよく伸ばしたな」
JH「事務所に言われたんだよ〜…
乾かすの手伝ってよ」
SC「しょうがないな」
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ハニの長い髪を
ドライヤーで乾かしながら
きっと明日帰ってくるケイに
どうやって話をしようか考えていた。
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だんご(プロフ) - fjさん» ご指摘ありがとうございます。訂正します！ (2019年7月15日 23時) (
レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
fj - 結婚はキョルホン(キョロン)ですよ (2019年7月15日 23時) (レス) id: d6bf8c490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だんご | 作成日時：2019年6月21日 19時
