［SEVENTEEN/男主] link part3

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KAY side





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休憩を終えて

スタッフさんに指示されて向かった先は


ドラマに出てくるような

大きな会議室。



それぞれの席へついて

再び襲う緊張感に

思わずつばを飲み込んだ。






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SC「指輪のケースがあるんだけど？」

MG「これは何？」





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1人１つずつ

席に置かれた指輪ケースを手に取る。



指輪と言われると

思い当たるのは

この右手小指にある指輪だけだ。






なんだかすごく…嫌な予感がするぞ…。




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不安で胸が押しつぶされそうになりながらも

指示を待っていると




突然、会議室に誰かが入ってきた。




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「あぼじ…」




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すこし険しい顔をしたアボジが入ってきた。



すこしふざけて

アボジが座るであろう席に座っていた

スニョイヒョンが

あわてて席を立った。





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父「どう？うまく出来た？」


SC「全部覚えてなくて…」


父「楽しかったって？」


SC「はい、盛り上がりました」


父「あんなめちゃくちゃなステージに
　 していいのか？」





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アボジの鋭い視線に

みんなが黙り込む。







長い間練習してきた結果がこれか…



がっかりした様子を見せるアボジに

申し訳ない気持ちでいっぱいになる。





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そして、準備した映像があると言われ

スクリーンに目を向けると



指輪授与式の映像をが流れた。




あの時の感動がよみがえる。






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父「アーティストになりたいの？
　 ただデビューしたいだけなの？」




厳しい言葉が

心に突き刺さる。





父「いい音楽を披露するために
　 しっかり準備しないと」



父「もっとテストが必要だ」






“テスト”



その言葉に、みんながビクッと反応する。





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父「指輪をはずして、

　 今すぐ前にあるケースに入れるんだ」





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重くのしかかる、突然の出来事に

息をするのも忘れるくらい戸惑う。





SEVENTEENを支えるスタッフさんやマネヒョンたち

アボジや副社長

そしてメンバー全員が


家族みたいに、つながってるって。


そんな深い意味のある指輪。




SEVENTEENと認めてもらえた


その証である指輪を

自らはずすなんて…。






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指輪をはずした小指は


どこかぬくもりが消えたような気がして


すごく切なくなった。





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