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KAY side
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出前のトッポギを
ヒーヒー言いながら食べ終えて
お風呂の順番待ちをしている。
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ウォヌヒョンとスンチョリヒョンが心配で
様子をみにいくと
スニョイヒョンとスンチョリヒョンが
話していた。
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「スンチョリヒョン…」
SC「お…ケイ〜…
ばれちゃったじゃん〜…」
「みあね…」
HS「ばれたって…
ヒョン、そういうことは
隠すことじゃないですよ…もう」
SC「俺は大丈夫だから、ほんとに…」
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大丈夫、大丈夫とくりかえす
その声は
とても大丈夫だとは思えない
弱々しい声だった。
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「ヒョン、なにか少しでも
食べれそうですか…?」
HS「そうだ、薬のまなきゃだし…」
SC「…いや、食欲なくて…
大丈夫だよ、あとでなにか適当に…」
「もう、スンチョリヒョン…」
HS「すこしは弟たちを頼ってくださいよ」
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申し訳なさそうにする
スンチョリヒョンは
いつものたくましさはなくて。
はやく治るといいな。
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なにか食べるものはないか
冷蔵庫のなかを探ってみるけど
本当になにもなくて
さっきのおかゆですべて
使い果たしてしまったらしい。
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「あ…」
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野菜室のなかに
りんごがひとつ。
施設にいるときに
風邪をひいたときは
すりおろしたりんごを
食べさせてくれてた。
どんなに食欲なくても
これだけは不思議とたべられたんだ。
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すりおろしてスンチョリヒョンにわたす。
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HS「これなに…?」
「りんごです」
SC「りんご?…りんごをすりおろしてるの…?」
「はい、たべてみてください」
SC「ありがと…」
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あとから聞いた話だと
韓国では風邪の時
りんごではなくて梨をたべるらしい。
しかもすりおろすことはしなくて
果汁を飲むのが普通なんだとか。
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「ヒョン、あーん」
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施設にいたころ
そうしてもらっていたように
ヒョンの口元に
スプーンですくったリンゴを
もっていく。
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はずかしそうにためらっていたけど
素直に口をあけて
たべてくれた。
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HS「俺も!たべさせて!」
「ヒョンはだめですよ〜」
HS「なんで〜!ずるいじゃんヒョンだけ〜」
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だんご(プロフ) - エイサシ48さん» コメントありがとうございます!ディエイシもう少しで練習生加入します!(笑)これからもよろしくお願いします! (2019年6月16日 11時) (レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - 今日この小説一気読みしました!メンバーの優しさがイケメンです、、。エイトが早くこないか楽しみにしています! (2019年6月14日 20時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だんご | 作成日時:2019年5月26日 21時