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S.COUPS side












朝起きると

重い体とズキズキ痛む頭に


ああ、やらかした…と


溜息をはいた。









冷房にあたりすぎてしまったかな。












今日は夕方前には


練習が終わる。




練習が終わってゆっくりすれば

1日で治るだろう。







そう思っていたけど

今日の練習のときに

新しくチームミッションをすることになって



少しずつ増えてきているファンのために

がんばらなきゃって思ったら

宿舎に帰っても

ラップを書くことはやめられなかった。













水を取りに行ったとき

完全に油断していて


キッチンに立つケイに気づかなかった。





声をかけられて


目を合わせると


鋭い目で体調不良を指摘された。





ああ、弟たちには心配かけたくないから

気づかれないようにしてきたのに。








大丈夫だよ、と明るく振舞ってみせると


ほんと…?と疑い深い目で見てくる。





そして頭を押さえられたと思ったら

ケイの顔が目の前にあって

思わずうろたえてしまう。




その行為が熱をはかるためだと

気づくのに時間はかからなかったけど





白くて透き通った肌は

近くで見てもきれいで


なんとなく緊張してしまう。














離された顔を見ると

心配そうに眉を下げている。



こんな顔させたくなかったのに。







ウォヌも体調を崩している。


あいつは体調をくずしやすいから。

きっと俺よりもずっとつらいだろう。




弟たちの体調もしっかり見といてあげなきゃ。


そのためには俺がしっかりしなきゃいけないのに。









弟たちには

弱い姿を見せない。




自分の兄がそうだったように

俺も、そんな頼れるヒョンになりたくて。
















「すごい…ヒョン
 かっこいいです…!」









俺が書いたラップをみて


目を輝かせるケイ。




でも、思い出したように

また心配そうにこちらを見る。















急に甘えたくなって


ケイを膝の上に座らせて

ぎゅっと抱きしめる。



身長は伸びたけど

まだまだヨジャのような細い背中は


あたたかくて愛おしい。









こうして、一緒にいてくれるだけで


ヒョンは救われるんだよ。








だからもう少し


ヒョンにかっこつかせてよ。















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だんご(プロフ) - エイサシ48さん» コメントありがとうございます!ディエイシもう少しで練習生加入します!(笑)これからもよろしくお願いします! (2019年6月16日 11時) (レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - 今日この小説一気読みしました!メンバーの優しさがイケメンです、、。エイトが早くこないか楽しみにしています! (2019年6月14日 20時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だんご | 作成日時:2019年5月26日 21時

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