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KAY side
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＿＿＿＿そして、月末試験の日。
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いつもとちがう緊張感が練習室を包む。
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並べられた椅子に座るアボジは
いつもの優しいアボジではなく
厳しい目つきをした代表だ。
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やっぱり、あんなに練習したのに
他の人たちのを見ていると
自分は全然ダメな気がして
どんどん不安になっていく。
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先「次の人準備してください」
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いよいよ僕の番。
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心臓が飛び出そうなほどバクバク言っている。
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課題曲の音楽がかかると
たくさん練習した成果か
自然と体が動き出す。
大丈夫、やってみせる。
･
そう思ったけど
「ナマンミド…ぼ…な…」
発音がやっぱりできなかった。
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ヒョンたちにもあんなに教えてもらったのに
頭が真っ白になって、歌詞も飛んで
発音もうまくできなかった…
ごめんなさい、ヒョンたち…。
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先「まずケイ、歌は上手なんだけど
発音がとても不安定だ。
日本人だからってプロの世界は通用しないから
そんなんじゃアイドルにはなれない」
先「それとダンスもそれなりにできてるけど
細かい部分がなおざりになってるから
もったいない」
先「表情がずっと無表情。そんなんで
誰があなたをかっこいいと思うの？」
先「ダンスも歌も、初めてにしては上手よ。
もっと練習すればきっとよくなる。
だから自信を持ちなさい。
自信のない顔はだらしないわよ」
･
評価の結果は、良いとは言えなかった。
的確なトレーナーさんの評価に
胸を切り裂かれそうだけど
次はもっと頑張ろう、そう思えた。
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裕『おつかれさま、ケイ。』
『ゆうヒョン…』
SC「かっこよかったよ」
「スンチョリヒョン…ぼく、発音できなかった」
SC「次はもっと頑張ろう。
いっぱい韓国語はなそうな」
「…はい…ごめんなさい、教えてくれたのに」
SC「謝るな〜」
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スニョイヒョンもお疲れ、と頭をなでてくれる。
ヒョンたちも自分の評価がまってるのに…。
かっこいい。
もっと、もっと頑張らなきゃ。
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だんご(プロフ) - もこさん» ありがとうございます；；そう言ってもらえると嬉しいです；； (2020年5月23日 19時) (
レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
もこ - いえいえ！楽しんで読ませてもらっています。好きです！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - もこさん» わ、ほんとですね…！ハンサンじゃなくてファンサンですよね()教えてくださりありがとうございます;; (2020年5月20日 7時) (レス) id: 089449a433 (このIDを非表示/違反報告)
もこ - 間違っていたら申し訳ないんですが最初のページの「幻想」ナムのハングル、幻の字が少し違う気がするのですが…。ここにハングル打とうと思ったらできませんでした。すみません。 (2020年5月19日 17時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - 3さん» わあ！初めまして！初コメありがとうございます；；控え目な感じ伝わっててよかったです；；これからもよろしくお願いします！ (2019年5月23日 22時) (レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だんご | 作成日時：2019年5月10日 16時
