Episode3 ページ3
｢よーし、じゃあ今日の授業はこれで終了な。
次のホームルーム委員決めするから考えとけよー。｣
｢え、なになに。ベクちゃんせんせーがするの？ソヨン先生は？｣
｢ソヨン先生は出張、今日は俺な〜喜べ〜。
早く終わらせる為にも積極的に頼むぞ！｣
授業が終わり、休み時間。
クラスメイトと先生のそんな会話が聞こえた。
結局、先生の最初の授業は訳の分からないアンケートのみ。
その後は自習と言う名のお喋りタイムだった。
白紙で提出した私は、机に突っ伏して過ごした。
(次もあの人か、苦痛。)
保健室にでも逃げようかと思ったけど、自分が居ない間に勝手に委員に入れられるのも面倒なので大人しくホームルームに参加した。
｢じゃあまず学級委員。
１人決めたいんだけど、立候補する人〜！｣
ベッキョン先生の明るい声とは裏腹に静まり返る教室。
｢やー、１人も居ないのか？｣
そりゃそうだ。
学級委員なんて名ばかりで、殆どが雑用。
宿題の回収、先生の手伝い、決め事での司会進行。
面倒事を上げればキリがない。
内申点目当ての真面目な子がいればすぐに決まるんだろうけど、どうやらこのクラスにそんな子は居ないらしい。
__お前がやれよ。やだよ面倒だし。
押し付け合いが始まり、時間だけが過ぎていく。
｢やー、学級委員決めなきゃ先に進まないぞ〜。
帰るの遅くなるのはお前らだからな。
先生だって早く帰りたい！｣
｢せんせー、それ教師のセリフじゃないでしょ。｣
なんてどうでもいい会話が繰り広げられる。
その間にも私のイライラは募っていく。
(早く決めて帰りたいのに。)
はぁ、とため息をついたその時。
｢早く帰りたいの？｣
｢え？｣
声のした方を見れば、キム・ジョンインが頬杖をつきながら私を見ていた。
｢なんか、イライラしてるみたいだから。
早く決めて帰りたいのかなぁって。｣
｢そりゃ、まぁ。｣
｢じゃあさ、自分が立候補すれば？｣
｢は？｣
｢そうすればぱっぱと決まって帰れるじゃん。違う？｣
｢そうだけど…。｣
キム・ジョンインのいきなりの提案に驚きと戸惑いを隠せずにいると
彼はいきなりニヤっと笑い勢いよく手を挙げた。
｢せんせー、カン・Aさんが立候補するそうでーす。｣
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兎威(プロフ) - Reginaさん» ここで出た曲は、後々物語の鍵になる予定なので楽しみにして頂けると幸いです。ありがとうございます、期待に沿えるよう頑張ります！ (2020年6月1日 14時) (
レス) id: 68e231c4dc (このIDを非表示/違反報告)
Regina(プロフ) - 兎威さん» わぁああ！ひぐらし1番好きなアニメなので出てきた時テンション上がりました！！すごくいい歌ですよね！o(^-^)o更新頑張ってください〜！応援してますっ！ (2020年6月1日 11時) (レス) id: 8d9d451b49 (このIDを非表示/違反報告)
兎威(プロフ) - Reginaさん» コメントありがとうございます！恐悦至極です。その通り、ひぐらしのyouです！ (2020年6月1日 6時) (レス) id: 68e231c4dc (このIDを非表示/違反報告)
Regina(プロフ) - 初めまして！楽しく読まさせて頂いてます！もしかしてなんですけど、youってひぐらしの曲ですか…！？ (2020年6月1日 1時) (レス) id: 8d9d451b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎威 | 作成日時：2020年1月25日 13時
