青色に染まれ

. ページ2

.




「何分待ったと思っとんの」

『うん、ごめんね笑』


頬を膨らまして子供のようにいじけた振りをすると


クスッと小さく笑ったAさん




そーゆー顔がまじでかわいい





『約束のちゅー』

「ちゅーだけじゃ足りん」

『なんでよ笑笑』




1時間近く待っとったんやで？


これくらいわがまま言ったってバチは当たらん





Aさんの手を握り、もう片方の手で腰に手を添える


そのまま壁に追い詰めて、Aさんの足の間に自分の足を差し込めばもうこっちのもんや




「ちゃんとご機嫌取りしてや、Aさん」

『ちょ、拓実、』

「だめ？」

『いいけどここはいや』



注文の多いお姫様やなぁ


Aさんを抱えて寝室のドアを開ける






「ここならええ？」

『うん、』

「じゃ、遠慮なく」



Aさんの背中に腕を回して身につけている布を1枚ずつ剥がしていく


『わたしばっかはやだ』

「うん、わかっとるよ」



自分も服を脱いで



『電気、消そ？』

「んー、それはだめ」


『恥ずかしいもん』

「恥ずかしがってるAさん見たいねん」




こうなったら譲らないのをAさんは知ってる



『あんまり激しくしないで、』

「それはどーやろな、Aさん次第かも笑」





夜はまだ始まったばかり。


.

歩幅を合わせて I.K→←かまって M.T

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す