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SC side
正直、キラキラして見えるこの世界
実際は汚くてドロドロしていて
大人の私利私欲に塗れた世界だ。
でもそこに、こんなに純粋で幼い子供の
夢を踏み躙るようなことはあってはならないんだ、本当は…
「Aは今日家にいるよ
休みなのに一緒に過ごす人がいなくて拗ねてると思う」
優しく微笑むマネヒョン。
幸い、この後は雑誌のインタビューが一件あるだけで
昼過ぎからはオフだ。
SC「ありがとうございます
仕事終わったらすぐ行きます」
コーヒーを飲み干すと
「こちらこそありがとう」と立ち上がり
会議室の重たい扉を開けた。
「もしチャイムを鳴らしても無反応だったら
多分部屋の鍵は空いてるから
勝手に入っても大丈夫。
きっとその時は部屋にいない。
最近屋上で空を見るのが好きなんだよね」
マネヒョンが出て行った静かな会議室。
インタビューまであと２０分しかない。
勝手に聞いてしまったけど
勝手に知ってしまったけど
彼女は許してくれるだろうか？
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作者名：そちゃん | 作成日時：2020年7月26日 22時
