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朝、改札にはソヨンとジスくんだけが待っていた。
『ジョンハンくんは?』
JS「まだ体調悪いみたいで先行っててって。」
ソヨン「まどろっこしくてお尻叩きたくなるわ。」
JS「ね笑」
2人が話してることが分からない。
JS「気にしなくていいよ。ジョンハン、Aが昨日のこと説明したらすぐ元気になるから。
本当は面白いからしばらく黙っててほしいけど笑。」
ちゃんとスニョンのこと、謝らないと。
学校に着くと、案の定みんな遠巻きにこちらを見てコソコソ会話をしている。
直接聞いてこないから、否定もできない。噂はきっと尾びれがついて、広がっていくんだろうな。
始業ギリギリにジョンハンくんは席についた。
おはようと声をかけても、おーって返事はするけど目は合わない。笑うジスくんにジョンハンくんがなんだよ、と苛立った。
そのままろくに話せないまま授業が始まってしまい、休み時間になればなったで、彼はすぐに教室から出て行く。
クラスの女子が数名、昨日の人って彼氏?と訊いてきたので、その子たちには説明できた。紹介してほしい!という子もいて、スニョンが聞いたら調子に乗りそうだ。
ジョンハンくんと話せないままお昼になる。お昼こそはと思っていたのに、とうとう食堂にも来なかった。
カトクで【大丈夫?】と送ったけど既読にもならない。
いつもすぐ既読になるのに。
食堂では生徒が沢山こっちを見ている。
ソヨン「めんどくさいなスニョンのせいで笑。」
JS「めんどくさいよこっちも。
あ、そうだ。Aちゃん、昨日弟さんとスニョンと3人でブレスレットつけて写真撮ったって言ったよね?それ僕に送ってくれない?」
ソヨン「えー、知ったときの本人の顔みたいのにカトクにするの??」
JS「余裕のない人を追いつめたら可哀想かなって思って。」
ジスくんは私が画像を送ったのを確認して、すぐジョンハンくるから待っててね、と言った。
その言葉どおり
JH「なんだよそれーーーー!」
とめずらしく大声でプリプリしながらジョンハンくんが食堂にやってきた。
ソヨンとジスくんは大笑いしている。
私がジョンハンくんに昨日はごめんね、こういうことで…と説明している間も2人はずっと笑っていて、ジョンハンくんは決まり悪そうな顔で、こっちもごめんと言ってくれた。
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bonpom(プロフ) - diva05さん» 嬉しいコメントありがとうございます!もどかしい2人が後半どうなるか楽しみにして下さると嬉しいです♡最後まで頑張ります! (9月5日 23時) (レス) id: 9a606ef179 (このIDを非表示/違反報告)
diva05(プロフ) - 毎回の更新楽しみにしています!ようやく2人の感じが動き出して続きが気になります♡ (9月5日 22時) (レス) @page45 id: ef3d85c571 (このIDを非表示/違反報告)
bonpom(プロフ) - Natsukiさん» コメントありがとうございます!お好みに合って嬉しいです♡自分で書いていてもチョルくんがなかなか気付かないのでヤキモキします笑。たくさんキュンして頂けるように頑張ります♡ (9月5日 22時) (レス) id: 9a606ef179 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - お話が自分のドタイプすぎて主様天才…?と思いながら読ませて頂いてます笑ジスハンホシギュに守られクパンに取り合われは最高すぎる、、チョルに早く気付いて欲しいです( ・ᴗ・̥̥̥ )これからも楽しみにしてます!キュンをありがとうございます♡ (9月4日 16時) (レス) @page38 id: 1445cdbb12 (このIDを非表示/違反報告)
bonpom(プロフ) - yuyu83701920088さん» コメントありがとうございます!大好きと言って頂けてとっても嬉しいです♡♡最後まで楽しんでいただけるように頑張ります! (9月4日 16時) (レス) id: f1b923e110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bonpom | 作成日時:2023年7月31日 15時