学園の天使 2 (ページ17)

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「まったく、どうやったらこんな口の悪い弟ができるのかしら？」

お、弟？

「えっ、お姉様なんですか？」

思わず聞き返す

「あっ！Aちゃん！ごめんね？言ってなかったっけ？私ジョンハンの姉なの！よろしくね？」

「えっ………ジョンハンの彼女さんじゃないんですか？」

一番気になるところを聞く

「ギャーなにそれ！弟とか絶対にない！弟じゃなくても、コイツが彼氏とかありえないっ！」

「ですよね」

「おい」

ジョンハンから悪魔のオーラが漂い始めた

そしてお姉さんは

「もうそろそろ帰るね！邪魔してごめんね？♡」

と言って帰ってしまった

………全て私の勘違い？？？？

「よし、邪魔者も消えたことだし。あのさ、もしかしてだけど…………

姉のこと彼女だと思って俺のこと避けたんだろ？」

「う、うん…ごめんなさい…」

自分の勘違いに恥ずかしくて俯いてしまう

「お前は俺のことどう思ってるの？」

「えっ…どうって…」

言っちゃってもいいの…？？

でも、今しか言うチャンスない……よね？

「私は…ジョンハンが………好き」

視点が定まらずにキョロキョロする

あーあ、言っちゃった

もう同級生同士には、ただの友達には戻れない

私のこと、ジョンハンは好きでもないんだし

これまでの関係も壊れちゃうんだろうな

私の気持ち、知られちゃったし……病室から出ていっちゃうのかな？

頭の中はマイナスの想像が支配してる

「ん。知ってる」

突然クスッと笑い、私を引き寄せた

そして、頭と腰に腕をまわされる

わけがわからずにポカンとする

ジョンハンの腕に収まっても、固まったままの私

「え…………？え………？」

ぱにっくになる私に、ジョンハンが囁いた

「………Aのことが好きだ」