My daily life【男主】

39 ウォヌ ページ40

Aが戻ってくるのを練習室で待ってたら、扉の向こうからドンって音がした

誰かぶつかったんだろう

最初は気にしなかったけど、誰かいる気がして見に行くことにした

近づくにつれて誰かが鼻をすする音が聞こえて、扉を開くとAとチャニが座り込んでた

ｳｫﾇ｢…何してんの｣

ﾃﾞｨﾉ｢ウォ、ウォヌヒョンこれは…その…!!｣

｢チャナ｣

ﾃﾞｨﾉ｢…｣

何かを話そうとするチャニにAが圧をかけてるように見えた

ｳｫﾇ｢チャナ、泣いたの?｣

｢僕が泣かせた｣

ｳｫﾇ｢は?｣

壁にぶつかったからとかじゃなくて?

Aが泣かせた?

ｳｫﾇ｢お前何したの｣

多分いつもより低い声が出たと思う

ﾃﾞｨﾉ｢ウォヌヒョン違うんです!!僕が…｣

｢チャナ!!｣

ｳｫﾇ｢マンネまで泣かせてお前何がしたいの｣

｢別に｣

ｳｫﾇ｢は?別にってなに｣

｢ウォヌに関係ない｣

ちゃんと話そうと思ってたけど無理だ

イライラする

ｳｫﾇ｢お前、いい加減にしろよ｣

ﾃﾞｨﾉ｢ウォヌヒョン、ダメです!!｣

慌ててチャニが止めてきたけどスルーした

泣かされたのにAをかばうのが分からない

｢離してよ｣

俺が座り込むAを見下ろす形で胸ぐらを掴んでるのに、Aは負けじと真っ直ぐ俺の目を見てる

ｳｫﾇ｢マンネ泣かして八つ当たりかよ｣

｢そう思うならそう思えばいい｣

ｳｫﾇ｢マンネを泣かせたことに変わりはないだろ｣

｢たった数分しか見てないくせに僕にそう思うなら、僕とウォヌの関係はその程度だったてこと、僕が今までウォヌを信頼してたのが馬鹿だった、分かったならこの手離して｣

ｳｫﾇ｢っ、俺がどんだけお前を見てきたか｣

｢僕は頼んでない｣

ｳｫﾇ｢なんなのお前、まじでいい加減にしろよ｣

｢いい機会じゃん、今の部屋も1人で使いなよ、僕に気使わずに1人で使えばいい｣

ｳｫﾇ｢勝手すぎる、お前のせいでどんだけ周りが振り回されてると思ってんだよ｣

｢っ…｣

ｳｫﾇ｢気づいたら楽屋からいなくなる、お前の帰りが遅いせいで他のメンバーは寝られない、そのせいでこうやって迷惑をかける、そろそろ気づけよ｣

｢離せ…｣

ｳｫﾇ｢なに、聞こえないんだけど｣

｢離せって!!!!｣

そう言いAが俺の腕を掴んでくるけど、力が入っていなくてビクともしない

ｽﾝﾁｮﾙ｢お前ら何やってんだ!!｣

ｳｫﾇ｢っ…｣

｢…ウォヌなんか嫌いだ……｣

小さく呟いたAが、一瞬の隙を見てすぐに荷物を取り走り去っていった

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