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練習室を飛び出してメンバーから離れても、頭の中はさっきの事でいっぱい
ミスをして雰囲気を悪くしたのは僕
ジョンハニヒョンの手を振り払ったのも、Big Hitに行ってたのも僕なのに
僕が悪いのにメンバー皆が敵に見えた
あの場所に、SEVENTEENにいちゃいけないみたいだった
現に誰も追いかけてきてくれない
13人もいるのに、誰も…
このままじゃホントに僕はSEVENTEENにいらない…
1人減ったところで、13人いるんだから上手く穴埋めは出来る
自己管理出来てないやつがアイドル続けても迷惑かけるだけで誰が喜ぶんだ
それに予告もなしにくるあの苦しさが次はいつくるのかも分からない
気づいたら代表の部屋の前に来てた
コンコン
PD「はい」
「失礼します…」
指輪を返そう
僕はSEVENTEENにはいらない
メンバーに追い出される前に自分から返すんだ
その方がまだ苦しくない
「お忙しいところすみません…あの、お話があります…」
PD「練習はどうした?」
「…」
PD「まぁいい、言ってみなさい」
「…あの……これ、を…預かっていただけないでしょうか……」
そう言い、僕は小指にはめてた指輪を代表の机に置いた
情けない
必要とされてないのは分かってる
だから離れようとしてるのに、"やめたい" と言えずに預かってだなんて
PD「…スンチョルを呼んできなさい」
「お願いします、メンバーには内緒で預かってください。僕のわがままなんです、1度この指輪から離れて考えさせてください。お願いします。」
PD「やめたいのか」
「っ…」
PD「この指輪を外した理由はなんだ?指輪から離れて考えさせてというのは、やめたいからじゃないのか?」
「お願いします、預かってください…今の僕にそれをつける権利はないんですっ……」
涙が出そうになるのを必死に堪えて頭を下げた
PD「カムバはどうするんだ、あと数日だぞ」
「スケジュールは予定通り全てこなします…」
PD「メンバーにはなんて言うんだ」
「…」
PD「…指輪は預かっておく、但しメンバーとちゃんと話しなさい」
「…はい…失礼します……」
なんとか指輪を代表に預かってもらうことに成功した僕は荷物を取りに練習室に戻る
扉を開ける前に誰かがいることに気づき、伸ばした手を引っ込めた
次は何を言われるのか、逆に僕が何を言うのか分からない
「ッ…!?」
嘘でしょ…扉の向こうに誰かいるのに、なんで今…
「ッ…ハッ、ァ…!!」
痛い、苦しい
胸を押えその場にうずくまる
ドンッ
最悪だ
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さー(プロフ) - 名無し99684号さん» コメントありがとうございます!(今気づきましたTT)癒しを与えれて嬉しいです。お気遣いもありがとうございます。オチは全く考えてませんが、これからも頑張ります!!(ϋ)/ (2021年2月15日 3時) (レス) id: 695ff4d31c (このIDを非表示/違反報告)
名無し99684号(プロフ) - 続きが気になります 癒されてます 無理なく更新してください (2021年2月9日 23時) (レス) id: 52a3fcc53d (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - 名無し号さん» コメントありがとうございます!!色んなパターンを考えすぎてなかなか更新出来てませんがそう言っていただけると力になります!!沢山癒しを与えれるよう頑張りますね〜( ´罒`*) (2021年2月4日 3時) (レス) id: 695ff4d31c (このIDを非表示/違反報告)
名無し号(プロフ) - これからの展開楽しみです(((o(*゚▽゚*)o))) いつも楽しく読ませてさせて頂いてます!癒しをありがとうございます! (2021年2月1日 22時) (レス) id: ff550c63e9 (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - I.SHUNさん» コメントありがとうございます〜!!持つべきものは友ですね〜ww (2020年10月4日 18時) (レス) id: 695ff4d31c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さー | 作成日時:2020年9月27日 5時