My daily life【男主】

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『ねぇ、僕達ホントに1位になった?夢じゃない??ㅠㅠ』

兄『夢じゃない、今日はお前達SEVENTEENが1位だよ』

『明日起きたら嘘だったってことにならない??ㅠㅠ』

兄『ならないよw』

『うぅっ…ㅠㅠ』

兄『A、これからだからな??これで終わりじゃないからな??応援してるから』

『うん、ありがとっ…ㅠㅠ』

兄『そろそろ戻らないといけないんじゃないか??』

『うん、母さん達にもよろしくㅠㅠ』

兄『おう、分かった…カイトー!!A切るってー!!』

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

弟『待って!!』

違う部屋にいたのか遠くから音がする

弟『A兄ちゃん頑張ってね!!帰って来たらお出かけしようね!!』

『うん、カイトの自慢の兄ちゃんにもっとなれるよう頑張るね、ちゃんと母さん達の言う事聞くんだよ?そしたらなんでも買ってあげる』

弟『分かった!!』

『ふふっ』

純粋な弟が可愛くてたまらない

兄『じゃ、またLINEする』

『うん、電話ありがとう』

泣くために電話したわけじゃないんだけどな

でも久々に兄弟の声が聞けてよかった

電話の内容を思い出してると1位になったことを少しずつ実感して、誰もいない死角な場所で小さくなって泣く

｢うぅ…っ……ㅠㅠ｣

今思えばあの瞬間、全てが輝いてた

鳥肌だって立った

毎回楽しもうねって言ってくれるジュン

ステージで僕達1位だよって僕の腕を掴んで喜んだソクミン

僕がSEVENTEENのメンバーだってことを改めて思うには十分だった

僕はSEVENTEENなんだ

1人で韓国に来て、毎日毎日何時間も練習して、最初は分からなかった言葉も今はある程度話せるようになった

兄ちゃんはこれからだって言った

もちろん僕もそう思う

けど今までの努力が報われた気がして涙が止まらない

｢僕達がっ、1位…ㅠㅠ｣

嬉しい、凄く嬉しい

｢ふぅっ…ぅ…ㅠㅠ｣

ダメだ、このままじゃ楽屋に戻れない

皆を待たせる訳にはいかない

下を向いて涙をふいてるとフワッと誰かに包み込まれた

匂いと履いてる靴ですぐ分かった

｢っ、ウォヌ…??｣

なんでここにウォヌがいるんだろう

誰にも気づかれないよう抜け出してきたのに

｢ぁ、ごめっ…皆待ってるよね、戻ろう｣

慌てて立ち上がり戻ろうとするとウォヌが僕の手首を掴んできた

ｳｫﾇ｢ちょっと話そう｣

｢でも…｣

ｳｫﾇ｢メンバーには先に帰ってもらったから｣

そう言うとウォヌは掴んでる方の手をグイッと自分の方に引っ張った

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