僕は日本人 2

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ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ウェエ(なんで)?!!」

ｼﾞｽ「ちょっとハニ…」

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「なんだよ新メンバーって、俺達だけで十分じゃねぇのかよ!!」

マネージャーさんは「お前達でちゃんと話せよ〜」って言って出て行った

静まる部屋に髪の長い人の声が響く

言葉が分からなくても怒ってるのは雰囲気から伝わってくる

ﾐﾝｷﾞｭ「なんで今なの、やっとまとまってきたのに…」

ｳｫﾇ「…」

ﾎｼ「はぁ…フォーメーションも全部やり直し、一からだ」

ﾊﾞｰﾉﾝ「スングァナ〜日本語話せる〜?」

ｽﾝｸﾞｧﾝ「なんで僕?!無理だよ!」

ﾁｬﾆ「ヒョンどうするんですか…?」

ｳｼﾞ「…」

ﾐﾝﾊｵ「…(ジーッ)」

ｼﾞｭﾝ「ん?なんでミンハオ、ジーッて見てるの?ん?」

ｿｸﾐﾝ「…(あぁハニヒョン完全に怒ってる…)」

ｽﾝﾁｮﾙ「はぁ…」

何か話してる人もいれば無言の人もいる

初対面の僕でも分かる、この空気は最悪だ

目の前にいる人達は何言ってるか分からない

けど一つだけ意味が分かる言葉がある

「ウェ(なんで)」って言葉

もう今の僕には「ウェ」しか耳に入ってこない

テヒョニヒョン達が家で「ウェ?」って言っても何ともなかったのに

今はその言葉がすごく怖い

急に新メンバーとして現れた僕を受け入れてないって分かってるから…

皆も僕がこのチームに入るのは反対なんだよ?社長

メンバーの皆さんには見えないよう力いっぱい拳を握り締め、泣かないよう耐える

バンタンのヒョン達がいないこの事務所には僕が頼れる人はいない

やっぱり僕って受け入れてもらえないんだ…

大邱にいるお爺さんとお婆さん、テヒョニヒョン達が良い人すぎたんだ

ﾊﾆ「なんだよスンチョル、お前はそれでいいのかよ!!」

ｽﾝﾁｮﾙ「そうは言ってないけど…」

そんなに騒がなくても僕はこのチームには入らないよ…

母さんや父さん、兄ちゃんに僕の曲を届けるためにこの事務所に入ったけど、この事務所自体僕の居場所じゃなかったみたい

別にアイドルにならなくても…違う方法で届けられるんじゃないのかな…

とりあえずこの部屋から抜け出したい

胸が締め付けられて苦しい

また明日社長に言いに行こう

デビュー組に入ることを断るんじゃなくて、事務所を辞めるんだ

「(『迷惑かけるつもりはないのに…』)ごめんなさい…(ボソッ)」( ._.))ﾍﾟｺ

僕は軽く頭を下げ練習室から出て行った

ｽﾝｸﾞｧﾝ「あ、出て行った」

ﾎｼ「…やる気ねぇじゃん」


※セブチも良い人ですからね!!

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