僕は日本人 2

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デビュー組に入ることを断るつもりでいる僕はテヒョニヒョン達にも何も言わなかった

いつもより少し早めに家を出た僕は今、社長室の前にいる

ｺﾝｺﾝ

PD「はい」

失礼します…( ._.))ﾍﾟｺ

PD「あぁ君か、どうしたんだ?」

「携帯:今回のデビューの件、お断りします」

PD「…」

「携帯:僕はまだデビュー組に入るべきじゃない」

社長にそう見せてると誰かがドアをノックしてきた

PD「はい」

ﾏﾈ「失礼します」

PD「あぁ良い所に来た、この子が新メンバーだ、デビュー組の練習室まで連れてってくれないか」

ﾏﾈ「?…はい」

何話してんだ?

僕が言ったこと伝わった?

PD『携帯:この人がSEVENTEENのマネージャーだ、君を今からデビュー組の練習室に案内する』

『え…』

伝わってないいい

PD『携帯:君が日本語しか話せないことも知ってる、これから関わっていく人だ、頼るといい』

『…』( ._.)

話そらされた…

PD「じゃ、頼んだぞ」

ﾏﾈ「はい」

返事をするとマネージャーさんは僕の肩に優しく腕を回し部屋から出た

ﾏﾈ『携帯:SEVENTEENのマネージャーです、マネヒョンでもなんでも好きに呼んで、よろしくな』

「Aです…」( ._.))ﾍﾟｺ

何も言わないのは失礼かなと思い、とりあえず名前だけ言った

マネージャーさんによって練習室に連れてこられた僕

ドアを開け中に入るマネージャーさん

ﾏﾈ「おい、集まれ〜」

ｽﾝﾁｮﾙ「あっ集合」

声の方を見ると10人以上いるデビュー組の練習生

多い…無理…

無意識に二歩後ろに下がってた

ﾏﾈ「新メンバーだ、お前ら仲良くしろよ…ってあれ」

隣に僕がいないことに気づいたマネージャーさんは未だドアの外にいる僕に近づいてきた

ﾏﾈ『携帯:どうした?』

「携帯:無理です、入れません…」

携帯で会話をする僕とマネージャーさんを見る13人のメンバー

ｽﾝｸﾞｧﾝ「ヒョン、あの子は耳が聞こえないんですか?(ヒソヒソ)」

ｼﾞｽ「話せないから携帯を使ってるんじゃないかな?(ヒソヒソ)」

ｽﾝｸﾞｧﾝ「あぁそうだった(ヒソヒソ)」

マネージャーさんは俯く僕をさっきみたいに優しく背中を押しながら部屋の中へと連れていった

13人のメンバーと向かい合うようにマネージャーさんと並んで立つ

26個の目が僕を見てる

僕もチラッと見るとほとんどの人が僕を歓迎してないような感じがした

日本の友達だった人達とは少し違うけど僕を周りとは違う目で見てるようなそんな感じ

あぁ嫌だ…胸が締め付けられる

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