僕は日本人 2

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僕がPLEDIS練習生になって半年が経とうとしてる

ダンスだけじゃなく、ボーカルレッスンも受け、BTSと住んでるからか知らないけどラップのレッスンも受けてる

家に帰ってからは時間がある時だけ韓国語を教えてもらってるけどヒョン達も忙しいからホントに少ししか分からない

うん、ほぼ分からないね

毎日韓国語を聞くから、多少は聞き慣れたけど意味が分からない

言葉がポコポコしててそのまま作曲したことが数回ある

今日もいつも通りレッスンを受けた

半年経っても僕が絡んでるのはジウォニヒョンだけだ

帰ろうと練習室を出た時、ダンスレッスンの先生から声をかけられた

ﾀﾞﾝｽ「おめでとう!!君、デビュー組に選ばれたよ!!」

何言ってんだろ?( ˙-˙)

言葉が分からないから僕はジッと見つめる

早く帰らないと今日もどこかでヒョンが待ってるかも…( ˙-˙)

ﾀﾞﾝｽ「社長が呼んでるから行くよ!!」

ん?( ˙-˙)

そして何故か偉い人がいそうな部屋の前まで連れてこられた

ここは社長の部屋なんですか?ってくらいただならぬオーラを感じる

あぁ…僕辞めさせられるのかな…

ヒョン達になんて言おう( ._.))

色々考える僕をよそに先生はドアをノックし中に入った

ﾀﾞﾝｽ「A」

えっ…ぼ、僕の心の準備がまだ…

顔をあげるとやっぱりそこは社長室みたいで、社長と一人の男の人がいた

ん?一人の男の人?

お取り込み中じゃないの?

多分これ部屋間違えてるよ、先生〜部屋でなきゃ〜

なかなか部屋の中に入らない僕を見て社長が「入ってきなさい」と手招きしてきた

( ._.))ﾍﾟｺ

一礼して中に入る

PD『携帯:よく来てくれたね、とりあえず座りなさい』

僕が日本人で韓国語が分からないことを知ってる社長は携帯を見せてきた

いやいや、社長が先に座ってください( ._.)ﾉﾞ

なんだか先に座るのが悪くて、手を出してそう伝えると微笑みながら座ってくれた

ホッ…良かった

PD『携帯:早速なんだが、君を次デビューするグループに加入してもらおうと思ってね』

( ˙-˙)はい?

画面を見たまま固まる僕に社長は少し笑い一緒にいた男の人も僕を見る

PD『携帯:SEVENTEENというグループでメンバーは君を含めて14人、その中にボーカル、ラップ、パフォーマンスの三つグループがあって君にはパフォーマンスチームに入ってもらう』

一言も発さず携帯で僕に伝える社長

僕はただそれを見るだけ

誰一人声を出さないこの空間は物凄く静かだった

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