僕は日本人

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朝、寒くて目が覚めた

韓国の冬は思ったよりもすごく寒い

パーカーのフードを深く被り上から上着を着て部屋を出た

家を見渡すとお婆さんは朝ご飯の支度をしてて、お爺さんは靴がなかったからどこかに行ったんだろう

祖母「あら、Aくんおはよう」

名前を呼ばれた気がしたから挨拶がわりに頭を下げた

ﾄﾝﾄﾝ

祖母「ん?」

お婆さんに「手伝います」と画面を見せればおかずが盛り付けられたお皿を僕に渡して「テーブルに置いてきて」と指をさして教えてくれた

( ﾟｰﾟ)( ｡_｡)ｳﾝ と頷けばまた笑顔でご飯を盛り付け始めた

お婆さんの手伝いをしてたらお爺さんも帰ってきて僕の頭を撫でて褒めてくれた

なんて言ってるかは分からなかったけど多分あれは褒めてたんだ、きっとそう

僕がご飯を食べると2人は嬉しそうに笑う

僕もせっかく作ってもらったご飯を残すのが申し訳なくて食べ慣れていないものでも我慢して全部食べた

ご飯を食べたあとはまた部屋に戻った

学校には行ってないから作曲したりボーッと空を見たりして時間を潰した

〜♪〜〜♪〜♬ ( ˘-˘ )

ん〜なんかピンと来ない

〜〜♪〜♬ ( ˘-˘ )

ん〜これかなぁ

祖父「なぁ、Aは何をしてるんだ?」

イヤホンをさしながらパソコンでカチカチする僕の後ろ姿を見てお爺さんはお婆さんに話しかけてた

祖母「イヤホンしてるから音楽でも聞いてるのかしら」

祖父「テヒョナはまだ来ないのか?もし音楽が好きならテヒョナ達のグループの曲知ってるのかな」

祖母「テヒョナは明後日帰ってくるわ、それに日本から来たのよ?知らないかもしれないわ」

祖父「そうだな、好んでくれるといいなw」

祖母「そうねw」

.

.

んぁ〜疲れた…

僕が欠伸をしたタイミングでお婆さんがお昼ご飯だよって呼びに来てくれた

ご飯を食べ終わって午後は外に出てみることにした

祖母「あら、Aくんどこ行くの?」

( ˙-˙)?

祖母「どこか行くの?」

僕の靴を指さしながら話すお婆さんに僕は「犬と遊びます」と画面を見せた

するとお婆さんは紙とペンを持って何か書くと僕に見せてきた

祖母「これは犬の名前、スンシミ」

紙に書かれたハングルを指さして読み方を教えてくれた

「スン、シミ…?」

祖母「そうそう上手」

( ˙-˙)?

読み方を教えられたけど僕には意味が分からない

ポカンとする僕にお婆さんは犬を指さしてまた教えてくれた

あぁ、あの犬はスンシミって言うんだ

ｳﾝｳﾝと頷きありがとうと頭を下げ外に出た

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