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はじめてクォン先輩を知ったのは、ダンスを始めて数ヶ月経った頃だ。
通っていたダンススクールの子たちが大会に出るので、会場まで観に行った。その中でひときわ会場を沸かせている中学生がいた。
他の人と全然違う。
私はその人から文字通り目が離せなくなって、食い入るように夢中になって見た。
まるで自分の中に飛び込んでくるような、自分も一緒に踊っているような、はじめての感覚だった。
彼は最年少で優勝した。
それからクォン・スニョンという名前が、頭の中にこびりついて離れなくなった。
毎年大会に行っては彼が優勝するのを観て、所属するダンススクールのステージがあれば必ず観に行った。
彼が自分のオリジナルの振りで動画を配信すれば、何度も自分でも踊ってみたり。
何年経っても初めて観たときのあの感覚が忘れられなかった。
まるで自分が踊っているようなあの感覚。あの浮遊感。
自分には出来ないことを軽々とやってのける彼に、ただ純粋に憧れていた。
身体が弱くて小さい頃から病院通いだった私には、余計に眩しく見えたのだ。
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bonpom(プロフ) - ss17さん» 彼の暴走、突っ込んで頂けて嬉しいです！笑 最後まで楽しんで頂けるように頑張ります！ (1月16日 0時) (
レス) id: 31a637afc2 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - 違う！！そうじゃない！！！と叫びました笑笑 (1月14日 13時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bonpom
| 作成日時：2024年1月11日 23時
