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HS「その…前に傷つけちゃったからこんなこと言ってもな…って自分でも思う。Aちゃんのことになるともう嫌われたくなくて、近寄るのも弱気になっちゃって。全然かっこよくない…
でも。気持ちははっきりしてる。
Aちゃんのことが好き。すごく好き。Aちゃんに見合う人間になりたい。俺を彼氏に
『私のこと好きなんだったら、付き合います？』
HS「え？あ、い、いいの？え？本当？」
自分でも大胆なことをしてるって分かってる。
遠慮気味に近づいて、正面から背伸びをして先輩の首に腕をまわすと、先輩のつぶらな目がまんまるになる。
ハムスターみたい、とふふっと笑った隙に唇にキスをされた。
ゆっくりと唇が離れて目が合うと、まるで虎が獲物を捕まえたみたいな目をしてニヤッと笑った。さっきまでハムスターだったじゃないか。
『私からしようとしたのに。』
HS「ドキドキさせられたから仕返し。」
HS「気になりだしたのは、うーんと、Aちゃんが俺に憧れてるって聞いてから。それって俺のことが好きってことでしょ？」
『……思いこみじゃないですか。まさか私を好きなこと、思いこみじゃないですよね？』
そういう私も、クォン先輩への気持ちはただの憧れだと思いこんでいた。
今なら分かる。
最初から、ずっとこの人に恋をしていたんだ。
舞台で踊る先輩を見たときから。
私の中に飛び込んできたそのときから。
今度こそ私からキスをする。
「思いこみからでも、いつからでもいいじゃん。いまAちゃんのことが好きなんだから。
それと、Aちゃんの俺への気持ちが思いこみでもいいよ。だってまた俺のこと好きにならせればいいんでしょ。」
目がなくなるくらいキュッと上がって、自信満々の笑顔で先輩は言った。
fin.
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bonpom(プロフ) - ss17さん» 彼の暴走、突っ込んで頂けて嬉しいです！笑 最後まで楽しんで頂けるように頑張ります！ (1月16日 0時) (
レス) id: 31a637afc2 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - 違う！！そうじゃない！！！と叫びました笑笑 (1月14日 13時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bonpom
| 作成日時：2024年1月11日 23時
